業界記事

「市民の足を守る」/官民協働で除雪講習会

2021-02-26

 県建設業協会須坂支部(山﨑喜彰支部長)と県須坂建設事務所(木村智行所長)は22日、共催による除雪講習会を高山村内で開いた。会員各社から27人が参加し、熟練オペレーターから手ほどきを受けながら除雪作業のスキルアップを図った。
 今年で4回目となる恒例の取り組みで、昨年度は記録的消雪により実施できなかったが、年々降雪量が減少する中、技術を伝承する貴重な場ともなっている。
 開会式で山﨑支部長は「先般、関越自動車道で車が立ち往生する事態があったが、ゲリラ的な異常降雪が発生している。また、除雪オペレーターが高齢化しているという問題もある。今日は実際の除雪機械を使い、大いに技術を習得してほしい」とあいさつ。
 須坂建の西山広一維持管理課企画幹維持管理課長は、官民協働の取り組みに謝意を表し「除雪作業は何よりも経験が大切。そうした意味でもきょうの講習会は有意義なこと」と語り、参加者に向けて「市民の足を守っているという自信と誇りを持ってください」とエールを送った。
 講習会では県道大前須坂線の冬期閉鎖区間にドーザー3台とロータリー1台を持ち込み、約半日かけて車両の操作スキルの向上を図った。
 降雪時にも円滑な交通が確保できるている裏には、「地域を守る」という志のもと官民一体となった地道な取り組みがあった。

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