業界記事

斎場改修4カ年13億/柳橋下大野線拡幅を推進/21年度当初予算案

2021-02-20

 古河市(針谷力市長)は19日、2021年度の当初予算案を発表した。主なものでは斎場施設機能整備で4カ年継続費13億1142万2000円を措置している。火葬棟改築や集じん機設置などの大規模改修に取り掛かり、24年5月ごろの完成を目指す。新規事業では北西地区都市再生整備に8457万円、隣保館改修に6919万円を計上している。このほか筑西幹線道路の柳橋下大野線整備に2億2143万5000円を盛り込んでおり、拡幅整備を推進していく。
 斎場大規模改修では、老朽化が著しい火葬棟と火葬炉が対象。現在の火葬棟を解体した後、現在地に建て替える計画。改築規模はRC造2階建て、延べ床面積約1000㎡を想定。併せて周辺環境に配慮した集じん機を設置する。順調に進めば2021年10月にも工事に取り掛かる。工事中も施設の稼働を続けられるよう、仮設の火葬炉を設置する方針。
 継続費の内訳は、21年度2億1198万1000円、22年度2億8466万8000円、23年度6億9341万1000円、24年度1億2136万2000円。
 市内の北西地区では高齢化の進行を踏まえ、災害時の避難環境を向上するための公園整備や、歩道のカラー舗装などによる都市再生整備を実施する。
 隣保館では施設の老朽化対策とともに、内外装のリフレッシュを目的とした大規模改修に取り掛かる。内装工事、トイレ改修、外装の補修などを行う予定。施設概要は1982年築のRC造2階建て、延べ床面積596㎡。
 柳橋下小野線は新4号国道柳橋北交差点~県道境間々田線までの延長約1・4㎞で拡幅整備を進める。2023年度の完成を目指す。
 また道路関係では都市計画道路再検討調査に2901万2000円を予算化。長期間未着手の都市計画道路について計画の再検討を図る。
 このほか(仮称)総和地域交流センター整備計画策定に825万円、市し尿処理場跡地購入に3070万円、古河第三小学校の放課後児童クラブ整備実施設計に534万6000円、古河第一中学校体育館および校舎の長寿命化改修基本設計に1108万8000円を設定している。
 なお茨城西南地方広域市町村圏事務組合と連携して進める古河駅西口の消防庁舎出張所整備では負担金2億6841万4000円を配分している。
 一般会計の総額は495億円で対前年度比3・5%(1億8000万円)の減。普通建設事業費は23億314万4000円で、健康ふれあいスポーツセンター空調設備設置や防災行政無線デジタル化改修の完了に伴い、同35・3%の減となっている。

一覧へ戻る

14日間無料トライアルのお申し込みはこちら14日間無料トライアルのお申し込みはこちら
03-3823-6006【平日】10時~18時
エリアカテゴリー
業種で探す
土木
建築
電気
管設備
業務委託
その他
発注機関で探す
国(関東)・法人・民間など
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
山梨
長野