業界記事

最低制限算定方法見直し委託でランダム係数

2021-02-23


 新潟市は、2021年度契約分から変動性を採用しない建設コンサルタントおよび業務委託の最低制限価格算定にランダム係数を導入することを決めた。開札時に最低制限価格を決定することで、入札前に推察できない仕組みとする。
 ランダム係数を用いた最低制限価格の設定方法は、入札時にくじ引きを行い、あらかじめ予定価格決定権者が決めた番号と全業者のくじ番号を合計した数字をランダム係数表に当てはめ、ランダム係数(1~1・02)を算出。最低制限基本価格にランダム係数を掛けて出た額を最低制限価格とする。
 市は秋葉区での官製談合事件を受けて庁内の調査検討チームを設置し、業務における入札・契約の状況の調査や再発防止策の検討を進めていた。
 最低制限価格設定方法の見直し以外の再発防止策では、毎年、同種の業務を委託するなど継続性のある契約案件について市内業者優先の原則を維持しつつ、指名業者を原則1者以上入れ替える。そのほか職員の体制では、業務の担当職員とは別に入札事務担当職員を配置し、指名業者の選定、予定価格および最低制限価格の決定など入札関係事務を切り離して行うほか、予定価格書および予定価格、最低制限価格算出の基となった資料は、入札直前まで鍵つきの保管庫で保管するなどの対策を徹底する。

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