業界記事

永年貢献32人称える/支部長表彰式を挙行

2021-01-23

 県建設業協会長野支部(岡澤元夫支部長)は21日、新年恒例の支部長表彰式とダルマ開眼式を長野市のホテル国際21で開催。永年にわたり会社役員や社員として貢献した32人の栄誉をたたえた。来賓として長野労働基準監督署の久間誠司署長、県長野建設事務所の下里巌所長、東日本建設業保証長野支店の小池英明支店長も駆け付け、晴れの日を祝った。
 岡澤支部長はあいさつで、コロナに振り回された昨年を「仕事を止めるわけにはいかず、対策に悩むことも多かった」と回顧。そして「国土強靱化の5か年加速化対策が決まり、ほっとしている。われわれも不調・不落のないよう頑張る。また、『仕事量が多くれば事故が起きる』ということはあってはならない。安全なくして利益なし。そうした思いで1年間取り組んでいく」と述べた。
 本年度の支部長表彰は、会社役員としての功績で3人、会社社員としての功績で29人が栄誉に浴した。表彰式では岡澤支部長が受賞者へ表彰状と記念品を授与。受賞者を代表して謝辞に立ったアスペックの楠茂夫代表取締役は「この表彰を糧に協会の発展、そして地域社会発展のために努力し、さらなる貢献をしていきたい。皆さまのご指導ご鞭撻をお願いいたします」と述べた。
 来賓あいさつでは長野労基署の久間署長が「当署管内における昨年の建設業の労働災害被災者数は52名。前年に比べ5名増加した。このうち12名が墜落・転落によるもので相変わらず多数を占めている。本年もコロナの影響でどういう状況になるか分からないが『建設業の現場から労災は出さない』という強い気持ちで尽力していただきたい」と求め、支部長表彰の受賞者に対し「引き続き労働安全の面でも会社や現場を引っ張っていただきたい」と期待した。
 長野建設事務所の下里所長は「県民生活に欠かせない社会資本整備の担い手として、さらに災害時に頼りになるのは何と言っても地域と絆で結ばれ、地域に根差した建設産業の皆さん。皆さんと力を合わせコロナ禍を乗り越え、持続的な担い手の確保・育成を図るための取り組みなど、今後も建設産業がさらに発展し続けるよう連携して取り組んでいきたい」と語った。
 なお、例年は式典後に市建設業協会と合同の賀詞交歓会を開催しているが、本年度はコロナの状況を踏まえ中止した。
 2020年度支部長表彰受賞者は次のとおり。(順不同、敬称略)
 【第3条第3号該当者】
 ※永年、会社役員として功績のあった者
 ◆楠茂夫(アスペック)◆石川章司(いしかわ)◆小林茂(小林建設)
 【第5条第1号該当者】
 ※永年、会社社員として功績のあった者
 ◆吉村亜美(飯島建設)◆渋川兼弥(岡澤建設)◆滝沢広信(岩澤建設)◆神田泰位(鹿熊組)◆齋藤肇(同)◆井浦麻美(川中島建設)◆大方良弘(同)◆胡桃宏充(北野建設)◆坂本真二(同)◆桜田勝(同)◆鈴木雅晶(同)◆竹内俊樹(同)◆中澤孝仁(同)◆橋本勇(同)◆小木曽秀行(高木建設)◆大日方信(同)◆篠崎和由(同)◆宮澤聡志(千広建設)◆久保田勇(長野機材)◆春日鳴雪(日本綜合建設)◆峯村武(同)◆大塚秀昭(藤森建設工業)◆下田明信(同)◆新海正士(北信土建)◆萩原久登(同)◆笠原和恵(松代建設工業)◆倉島和男(同)◆北澤秀貴(守谷商会)◆高澤秀彦(同)

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