業界記事

足利市、近く対話型調査を公告、余熱体験施設の市場性検討

2021-01-22

 足利市は近く、一般廃棄物処理施設整備に伴う余熱体験施設整備運営に関するサウンディング(対話型)調査を公告する。入浴施設やプール運営者のほか幅広い事業者から意見を聴取し、施設整備や運営方法に反映する。希望する発注形態、効果的で効率的な施設の提案、施工費や維持管理運営費の試算を求める。
 主な調査項目は①事業への参加意欲と希望条件②望ましい事業形態(PFI方式、DBO方式、公設プラス指定管理方式)③余熱体験施設を新クリーンセンターと一括発注する場合と個別発注する場合のどちらを選択するか④付加価値提案⑤総事業費。
 ごみ処理啓発施設の整備に向け、良質な市民サービスの提供には市場性の検討が不可欠と判断。豊富で多様なスキルやノウハウを持つ民間事業者から様々なアイデア募り、市民満足度の高い施設を整備運営する。回答の提出期限は3月下旬、結果公表は5月の予定。
 基本計画では南部クリーンセンター(野田町826-1)の建て替えに際し、温水を用いた余熱の有効利用施設を建設。3階建て延べ床面積3087平方m規模を想定。1階が温浴施設と温水プール、2~3階が管理棟や環境教育啓発見学施設とする方針。
 事業者選定支援業務はエイト日本技術開発北関東支店(さいたま市)に委託。履行期限は2020年10月30日から22年10月14日まで。内容は「新焼却施設の発電設備導入の有効性の検討」「余熱体験施設の市場性の検討」の2つに大別できる。
 余熱体験施設は新焼却処理施設西側に配置。24度に着工し、25年度の完成を目指す。総工費は36億円を見込んでいる。新焼却処理施設と余熱体験施設は工期が異なるため、別棟とすることで支持層や構造を変える経済設計の実現につながる。
 処理プロセスで発生するエネルギーを利用し、可能な限りエネルギーを地産地消。男女別の大浴場、多機能風呂、サウナのほか、25mプールは5コースの隣を柵で仕切り低学年用プールとする。飲食・休憩スペース、物販スペース、大広間を設ける。
 市が提唱する「スマートウェルネスシティあしかが」の3つの取り組み目標①健康②いきがい③にぎわい-づくりの実践施設とする。テーマを「スポーツプラス健康コミュニティ」に掲げ、入浴施設で心身の疲労を回復しプール運動で健康づくりを促進する。

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