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防災拠点庁舎の建設工事12月末までに発注

2021-01-22

 佐渡市は、防災拠点庁舎の建設工事について12月定例市議会で工事請負契約の承認を諮る考えだ。現在の想定スケジュールでは9月末ごろまでに設計をまとめ、10~11月ごろに入札および建築確認申請等の手続きを進め、12月定例市議会で工事請負契約の承認を諮る。事業完了は現庁舎の改修工事を含めて、合併特例債の発行期限である2024年度末までを予定する。
 防災拠点庁舎は、防災機能を備えた3階建て、延べ床面積約5000㎡を想定し、既存庁舎北側の旧金井保育園跡地に連絡通路でつなげたかたちでの建設を計画。総事業費には概算で36億9763万4700円を試算。このうち防災庁舎建設費には27億2700万円を見込む。財源には合併特例債を活用する。
 22日から基本設計案を公表し、市民意見を募集。意見を反映した基本設計案を3月中にもまとめ、同月から実施設計に着手する。これまで計画の変更はあったものの金井保育園跡地での庁舎建設は15年度以来、およそ6年ぶりに基本設計から先に事業が進むことになる。
 防災拠点庁舎建設の是非を巡っては、市民団体が3725人分の署名とともに住民投票条例の制定を請求。市では臨時補正予算案で住民投票条例を実施する場合の経費3159万6000円を盛り込んでいたが、住民投票条例の制定案と補正予算案は20日の臨時市議会で賛成少数により否決された。

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