業界記事

さいたま市が衛生センター再編へ

2021-01-18

存続1施設を23年度改良

 さいたま市は、し尿処理施設(衛生センター)の大宮南部浄化センターとクリーンセンター西堀を再編する。南部浄化センターの基幹的設備を約2カ年で改良・更新した後、西堀の用途を廃止して運用施設を浄化センター1カ所に統合する計画だ。2023年度の工事着手、24年度の工事完了、25年度の再編完成を目指している。
 工事発注に先立ち、再編プロジェクトの前提となる長寿命化総合計画を21年度にも策定する。それを踏まえた工事発注仕様書を22年度に作成して、23年度の工事発注・着工に備える。 
 市内のし尿処理施設を巡っては下水道の発達・普及を受け処理需要が減少傾向にある。施設規模や維持管理コストなどを適正化する機能集約が課題となっていた。
 既存設備を改良して存続させる南部浄化センター(見沼区上山口新田508-1)は01年3月に竣工。1日当たり最大179kl(し尿25kl、浄化槽汚泥154kl)の衛生処理が可能だ。敷地面積は1万5013・79㎡。付随施設として自然庭園(ビオトープ)や学習施設(みぬま見聞館)も備えている。
 用途廃止する西堀(桜区新開4-1-1)は00年3月から稼働し、1日当たり最大147kl(し尿34kl、浄化槽汚泥113kl)の処理を担っていた。敷地面積は9913・06㎡。担当者によると、廃止後の跡地利用方針は固まっていない。

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