業界記事

伊勢崎市が地方卸売市場について、協議中

2021-01-15



伊勢崎市は卸売市場(日乃出町702)について、管理運営を担当している伊勢崎地方卸売市場との協議を進めている。施設の耐震化や無料貸付の期間などに関する協議で、今夏の方針決定を目指している。災害時の拠点にもなる同施設は中央棟のIs値不足が判明しているため、対応が求められている。
建物は1981年に地方公共団体が整備。2004年に民営化し、管理会社の伊勢崎地方卸売市場によって運営されている。土地や建物は旧公設地方卸売市場として市が所有しており、同社へ無償貸付している状況。貸付の期間は22年6月30日までとなっている。
18年度に水産・青果・中央棟の耐震診断を実施。中央棟部分のIs値不足が明らかとなった。このほかの水産加工棟や塵芥集積棟など各棟も老朽化していることから、対応が必要とされている。市災害時受援計画で、同施設は人的・物的支援を受ける拠点となる場所として位置付けられていることから、迅速な対応が求められる。
両者は、期間満了後の方針などを調整中。管理会社側は継続しての利用を求めているが、市は現状の無償貸付による継続は難しいとの見解を示す。
併せて、施設の在り方について、耐震化や規模縮小など対応方法および事業担当なども協議している。

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