業界記事

県都市計画課が敷島公園水泳場で21年度PFI調査

2021-01-15


県都市計画課は2021年度、敷島公園水泳場の建て替えについてPFIの導入可能性調査に着手する。従来型の公共事業とPFI活用のどちらかを判断した上で、23年度の設計着手、27年度の完成を目指す。新しい水泳場は50mプールと25m兼用の飛び込みプールを中心とした屋内水泳場となる。今回の整備でPFIの活用が決まれば、県内施設では初めての導入となる。現在は、基本計画の策定を昭和設計(大阪府大阪市)が進めている
策定中の基本計画でも建て替えにあたっては、従来の整備手法と民間活力の導入手法の比較や導入方法といった基本的な検討を行っているところ。これまで県はPFIによる施設整備をしておらず、活用が決まれば初の導入となる。県の最上位計画である総合計画にも民間活力の導入が盛り込まれており、活用の具体化が見込まれる。
新施設は、現地建て替えで整備する。敷地は約1万3000㎡となる。整備するのは日本水泳連盟の公認競泳プールの基準を満たした50m屋内温水プールと飛び込みプールを予定。50mプールは縦50m×横25m、水深0~3m以上。飛び込みプールは縦15m×横25m、水深0~5m以上としている。いずれも、水深を変更できる可動床を導入する。また、仮設を含め収容人数2500人程度のスタンドも設ける。施設全体の規模は未定。
解体することとなる既存水泳場は、屋内プールがRC造一部S造3階建て、延べ床面積5050㎡。観客席1010席に管理用の事務室や控室、トレーニング室を備えている。施設の周辺には屋外プールもあり、25mプールや飛び込み用プールのほか、ウォータースライダーや幼児用プールなどがある。
現在、敷島公園一帯を対象としたグランドデザインを玉野総合コンサルタント(愛知県名古屋市)が策定中。前橋市と共同事務局も設置しており、検討している。
エリアは敷島公園の県管理部分17・8ha、市管理部分18・8haの合計37・6haだけでなく、隣接する県の水産試験場や利根川敷島緑地も含めている。グランドデザインはコンセプトやおおむね50年先の将来像などの方向性をまとめ、敷地内の施設の高さや色彩などデザインの方向性について定める。23年度に着手する設計にもグランドデザインを反映させることとなる。

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