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真岡市 複合交流施設整備運営、直接対話20日まで受付、企画提案書提出期限は4月下旬、市内企業発注に加

2021-01-14

 真岡市は13日、市複合交流拠点施設整備運営事業(荒町5131外)の募集要項等を公表した。特定事業者は公募型プロポーザル方式で選定。直接対話の参加申し込みを20日まで受け付け、2月9日と10日に実施。募集要項等に関する質問・意見は2月19日まで受け付け、3月12日まで市ホームページで公表。企画提案書の提出期限は4月下旬。プロジェクト推進室新庁舎周辺整備推進係に3日前までに電話連絡し、持参で提出。優先交渉権者は6月に選定、公表する。
 予定価格(提案上限額)は74億8450万円(税込み)。このうち設計・建設業務費の提案上限額は39億1790万円。総括管理業務、維持管理業務、運営業務費の提案上限額は35億6660万円。民間施設賃借料の下限額は年当たり1万2000円/平方m。
 審査は資格審査の1次審査と基礎審査、総合審査(提案内容、提案価格の評価)の2次審査を経て最優秀提案と次点を選定し、優先交渉権者、次順位優先交渉権者を決定。資格審査結果は各応募者個別に通知。提案審査結果も各応募書者へ個別に通知するほか結果概要、審査講評を市ホームページに公表する。
 総合審査は提案価格と提案内容から評価。提案価格評価点20点、提案内容評価点80点の計100点満点とする。評価項目と配点は①事業計画8点②設計・建設業務30点③総括管理業務、維持管理業務、運営業務33点④地域経済への配慮・貢献9点。
 地域経済への配慮・貢献の内訳は設計・建設業務における市内企業への発注金額が6点。最も高い提案価格を満点とし、他の提案価格については(提案価格÷最高提案価格)×6で算定する。市内企業からの資機材、備品、消耗品の調達、スタッフ雇用等の具体的提案や優れた地域貢献への提案などに3点を配した。
 参加資格は設計、施工、維持管理、運営の複数企業で構成するグループ。主な要件は設計・施工監理者は提案内容と同規模以上の図書館設計実績。施工者の代表企業は経営事項審査評価の建築一式工事1400点以上で、提案内容と同規模以上の図書館施工実績。
 維持管理者は提案内容と同規模以上の図書館維持管理業務実績、運営者は提案内容と同規模以上の図書館と屋内子ども広場に類する施設運営業務実績。
 市は設計・監理、施工、開館準備、総括管理、維持管理、運営業務のサービス対価を特定事業者に支払う。特定事業者が企画立案し、市の承認を得て実施する事業利益は市の収入とする。特定事業者の独自提案自主事業利益は特定事業者の収入とする。
 設計・監理は事前調査、基本設計、実施設計、各種申請。施工は施設建設一式、各種申請、備品調達と設置。総括管理は開館準備、供用開始準備、日常管理。維持管理は保守点検、修繕・更新、備品管理、清掃、警備、植栽管理。運営は各施設。
 市役所新庁舎北側の一般県道西小塙真岡線を挟んだ敷地面積4197平方mに建設する複合施設は①図書館2500平方m②こども図書室500平方m③閉架書庫170平方m④子育て支援センター1270平方m(子ども広場980平方m)⑤地域交流センター440平方m⑥駐輪場100台以上⑦駐車場30台以上(うち身障者用5台)-以上の面積を確保。移動図書館車庫、共用部、緑地・通路、広場、民間施設(カフェ)は事業者の提案による。
 特定事業契約の締結は8月上旬、設計施工一括契約と指定管理者基本協定は9月市議会の議決をもって本契約とする予定。設計・建設期間は議決後から2024年6月まで。開館準備期間を24年7月から9月の2カ月間を設け10月に開館。統括管理・維持管理・運営期間は24年7月から40年3月までの15年9カ月間に設定した。
 市では新型コロナウイルス感染症の状況でスケジュール変更や実施方法がWeb開催になる可能性を示唆。変更の際は市ホームページで速やかに公表するとしている。

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