業界記事

加須市が12月補正予算案を公表

2020-11-25

志多見改良区を支援
補助加算で施設長寿命化促す

 加須市は12月議会で審議する一般会計補正予算案を公表した。農業者らで組織する志多見土地改良区が計画している施設長寿化の支援に向け、補助金72万5000円を新たに措置。2021年度当初予算案で別の土地改良区を支援するための調整にも既に入っていることから、土地改良区関係の施設改修は21年度以降も続く。12月補正予算案には道路や水路の修繕・整備関係として総額1億946万円も計上している。
 志多見土地改良区が管理する平永地内第七揚水機場(1975年完成)の老朽化が顕著なことから改修を決めた。機場内の制御盤や水中ポンプなどを交換する。工事発注は同改良区が20年度中に行う。
 事業費については国と県、土地改良区側の3者が補助対象事業費の30%をそれぞれ拠出する枠組み(土地改良施設維持管理適正化事業)を活用して工面する。今回の負担額は各217万5000円(計652万5000円)。
 そこに市が補正予算を活用して補助金を独自に上乗せする。金額は72万5000円。これにより補助総額は補助対象事業費の全額725万円に達することになる。土地改良区側の負担をわずかでも軽減して施設改修の循環を促す狙いだ。
 担当者によると、21年度には羽生領島中領用排水路土地改良区が計画している施設改修にも補助金を交付する見通し。志多見土地改良区に適用したのと同じ支援の枠組みを活用する。補助金額などは調整中としている。
 12月補正予算案では道路・水路の緊急修繕・整備などに充てる予算も措置した。
 道路維持管理事業として加須地域3路線に3600万円、騎西地域2路線で3080万円、大利根地域1路線では800万円をそれぞれ措置。加須地域では溢水(いっすい)対策となる改修工事に500万円を投じる。
 このほか道路関係は幹線道路新設改良事業800万円(騎西地域1路線)、生活道路側溝事業762万円(大利根地域1路線)、生活道路新設改良事業1404万円(加須地域1路線)の内訳となっている。12月10日の議会閉会後、できるだけ早期の工事発注を目指す。

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