業界記事

壬生町、おもちゃ博物館を長寿命化、21年度に本館2階空調更新、22年度は屋根防水、中庭プール安全対策

2020-11-21

 壬生町は、おもちゃ博物館(国谷2300)で本館対象の施設長寿命化を進めている。長寿命化はおもちゃ博物館では初となる。計画期間は2020~27年度の8年間。総工費は概算で5億4500万円。21年度は2階の空調更新を実施。秋以降の着工を想定している。22年度は屋根防水改修や中庭プール安全対策、23年度は外壁とトイレ改修、24年度はオペレーター(排煙窓)と自家発電設備の改修、25年度は電灯設備改修と弱電設備更新を予定。26年度は太陽光発電設備と避雷針など雷保護設備の改修、27年度はエレベーター2基の改修を計画している。
 2階空調の総工費は1億5000万円。既存の空冷ヒートポンプ式チラーユニットから室内天カセット形2方向のパッケージエアコンに更新する。工事は空調の老朽化と効率化のため。設計はフケタ設計(宇都宮市)が担当。
 チラーユニットはおもちゃ博物館が竣工した1995年に博物館で主流だった。地下にある大型水槽の水を館内に循環させて熱交換する仕組み。一部不具合が発生すると全体の空調を停止しなければならず、大型水槽の水の温度調整のため冷暖房の切り替えに約1週間かかっていた。
 パッケージエアコンに更新することで不具合発生箇所のみの停止が可能となり、効率的に冷暖房の切り替えができる。
 今年度は1、3階の空調更新を実施。本館1階「おもちゃとあそびのへや」を小林工業(壬生町)、本館3階「そらのひろば」を俊工設備工業(同)が担当している。
 おもちゃ博物館は本館がRC造(一部S造、PC造)3階建て延べ3247・14平方m。別館がS造2階建て延べ979・37平方m。北関東自動車道壬生PA北側と県道上田壬生線東側に位置したとちぎわんぱく公園内の北側にある。
 施設は中世の城がモチーフ。本館の1階「きっずらんど」は城の主のきんぐとくぃーんが暮らす城の庭、2階「きっずたうん」はきんぐとくぃーんが暮らす街並み、3階「そらのひろば」はきんぐとくぃーんが暮らす街の空がイメージされている。別館には1階がイベント広場兼団体食事スペース「わくわく夢広場」、2階が鉄道模型の部屋となっている。

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