業界記事

「安全確保に全力を」労災防止大会開く

2020-09-25

 北陸地方整備局長岡国道事務所工事安全対策協議会は15日、長岡市の中之島文化センターを会場に2020年度長岡国道事務所建設労働災害防止大会を開いた。関係者約160人が出席し、安全第一の認識を新たにした。
 同協議会長の松永和彦長岡国道事務所長は「8月に熱中症事案があり、28日に緊急パトロールを実施したところ。労災ゼロを目指してさらなる取り組みの推進をお願いする」と要請した。
 長岡国道管内で本年1月~8月末までに発生した事故9件のうち工事事故扱いは2件で、内訳は労災4件、公衆災害1件、交通事故等が4件。
 安全講話を担当した長岡労働基準監督署の村山一雄安全衛生課長は「事故件数は減少傾向にあるが、死亡事故は発生している。墜落による事故が多く、特に元請けには安全管理、施工管理をお願いする」と指摘。「作業計画が変更になった場合は、安全対策の見直しも必要。現場代理人を中心に徹底してほしい」と呼び掛けた。
 長岡警察署の関口貞徳交通管理係長は、8月1日に長岡市人面地内で発生した道路工事現場での死亡事故に言及し「被害者の交通監視員は警備会社の人員だが、現場全体がワンチームとして安全体制を問われる。交通規制の在り方や資機材の置き方などを確認してほしい」と要請した。
 後半では本年度の安全管理優良受注者として、小杉土建工業が取組事例を発表。H30小出維持管内待避所整備その2工事で、国道17号に隣接する道の駅「ちぢみの里おぢや」への流入道路に融雪施設を設置する工事での安全対策を報告し、警報機を利用した道路規制、ボーリング作業時の泥水受け台の作成、女性作業員や新人を交えてのパトロール等で作業環境を改善した例を紹介した。
  
【写真=松永会長があいさつした】

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