業界記事
小柳建設が検査工程で遠隔臨場、大河津分水路工事で試行
2020-09-24
小柳建設は14日、試行として検査工程に遠隔臨場を取り入れた。立体映像の3Dデータをホログラムで確認。遠隔指示のもと、工事現場・現場事務所・発注者の3拠点を結び、テレビ会議で実測結果の確認を行った。
ホロストラクション(Holostruction)」=W=を用いて、同社が施工を進める大河津分水路の山地部掘削その6他工事で実施。大河津分水路改修事業は、3次元情報活用モデル事業に指定されており、同技術は国土交通省の2019年度革新的技術導入・活用のプロジェクトに採択されている。
建設業においても対面にとらわれない働き方が進められている。遠隔臨場の試行に当たり北陸地方整備局信濃川河川事務所は「3Dで実データの確認ができ、分かりやすい」「高い精度で検査できる」と評価した。
W=Holostruction(ホロストラクション)
複合現実技術を建設業へ活用し、現場の施工状況や施設の細部などを3Dの立体映像で目の前に映し出す。小柳建設と日本マイクロソフトが共同開発し、提供している。
【写真=3D立体映像で実測結果を確認】
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