業界記事

沼田市は学校施設長寿命化計画を策定

2020-09-24

沼田市は沼田小学校など小・中11校を優先的に長寿命化改修を行う方針を固めた。2020年度から29年度を対象期間とする学校施設長寿命化計画に位置付けており、今後10年間の改修事業の費用見通しは18億円余。20~24年が11億3200万円、25~29年に6億9500万円を試算した。
計画は小学校11校、中学校9校、棟数は200㎡以下の附属建物を除いた小学校37棟、中学校37棟が対象。
これらの対象施設を建築後50年で建て替えを行う従来の修繕・改修を続けた場合、今後40年間で必要な費用は514億円、年平均で12・8億円と試算した。これに対し、長寿命化を実施した場合、今後40年間の維持更新にかかる費用は総額で約479億円、年間で約12億円となり、改修を中心とした考え方と比べて総額で約35億円、年間約0・8億円の低減となる。
長寿命化の方針は改築後30年以上使用するものとしており、構造躯体の健全性向上やライフライン更新、省エネルギー化やバリアフリー化を図る。建築から年数を経て、耐用年数が迫っている施設や改修に多額の費用がかかる場合、長寿命化を行わず、応急的な保全にとどめる。
計画では各種法令等を踏まえて標準的な建物の使用年数(長寿命化を図らない場合の使用年数)を60年、さらに長寿命化を図った場合の使用年数目標を80年と設定。改修は大規模改造は約20年および60年、長寿命化改修時期は約40年とした。
これらに基づき、改修の優先度をA~Dにグループ分け。グループ内で改修を行う優先度は基本的に建築年順に行う方針。グループAの施設は、築後50年程度経過し、劣化が著しいため長寿命化の対象から外れている。
グループBに位置付けられ、築後40年以上経過し、優先的に長寿命化改修を図る予定の施設は◇沼田小(普通教室棟1・屋内運動場)◇沼田東小(教室1・教室2・屋内運動場)◇沼田北小(普通教室棟・特別教室棟・屋内運動場)◇升形小(管理棟)◇池田小(屋内運動場)◇薄根小(教室2)◇川田小(教室1・教室2)◇白沢小(教室)◇利根小(屋内運動場)◇沼田西中(特別教室棟1・特別教室棟2)◇白沢中(普通教室棟・特別教室棟・屋内運動場)。

一覧へ戻る

14日間無料トライアルのお申し込みはこちら14日間無料トライアルのお申し込みはこちら
03-3823-6006【平日】10時~18時
エリアカテゴリー
業種で探す
土木
建築
電気
管設備
業務委託
その他
発注機関で探す
国(関東)・法人・民間など
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
山梨
長野