業界記事

NTT経営研を選定/鴨川市海辺の魅力づくり/民間参入の可能性調査

2020-09-23

 鴨川市商工観光課は13日、「鴨川市海辺の魅力づくりを通じた交流まちづくり推進事業における民間参入可能性調査業務(鴨川市市民会館周辺地域)」の公募型プロポーザル審査結果を公表した。最優秀者にはNTTデータ経営研究所(東京都千代田区平河町2―7―9)が選定された。旧鴨川市民会館周辺地域を対象に、民間事業者のノウハウを生かした観光・まちづくり振興拠点の整備及び運営、維持管理などについて、民間事業者参入の可能性を調査する。
 履行期間は2021年3月12日まで。委託料の上限は500万円(消費税込み)。応募は1者だった。
 同事業は、「前原・横渚海岸周辺・海辺の魅力づくり事業」として進めている前原・横渚海岸周辺地区整備に伴い、地区の拠点の一つとなる旧市民会館周辺地域において、民間資金を活用した施設整備及び運営・維持管理の民間事業者参入の可能性調査を実施する。
 調査の対象となるエリアは横渚808番地33外地先。敷地面積は1万2008㎡(うち国有地8666㎡)。敷地内には旧市民会館(敷地面積3342㎡、市有地)、公園・市営プール(同5088㎡、国有地)、芝浜駐車場(同3578㎡、国有地)がある。用途地域は近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率200%)。
 このうち旧市民会館は1969年度の竣工で、建物規模はS造一部2階建て延べ2244㎡。77年度に模様替えと増築を実施したが、耐震性能不足に伴い、2019年度から利用を中止している。市営プールは15年度から休止。同業務では、旧市民会館については耐震性能の不足から解体を前提としている。
 主な業務の内容は▽対象地域の条件整理等▽事業内容等の検討▽市場調査▽評価――など。
 対象地域の取り組みの経緯や、利用に関する基本的な条件等を整理し、対象地域周辺で成立可能性のある事業内容などについて検討。その内容をもとに、関係各分野の候補事業者の意向を調査し、事業の成立可能性や事業推進上の課題などを検討。その結果をもとに、対象地域周辺での成立可能性のある事業内容・事業手法・候補事業者などについて評価を行う。
 同事業は、16年度に地方創生交付金の採択を受けて、同年度に「前原横渚海岸周辺魅力づくりに関する計画」を策定。同交付金を活用し、19~20年度に「(仮称)魅力体験広場」の一部において公園・キッチンカー・簡易休憩スペース・トイレ等の整備・導入を計画している。

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