業界記事

花火の殿堂 道の駅「ながおか花火館」が竣工

2020-09-17

 長岡市と国による整備で完成した道の駅「ながおか花火館」(長岡市喜多町707)の竣工式が11日、現地で挙行された。関係者50人が出席し、防災拠点機能を併せ持つ新たな観光拠点の誕生に期待を寄せた。
 長岡市で4番目の道の駅として整備された同館は、国道8号沿い喜多東交差点至近に位置。北陸道長岡ICからは約1㎞の立地を生かし、通年を通しての長岡花火の魅力発信と長岡の食、地場産品のPR、道路利用者への休憩スペースと情報提供などを目的に新設された。
 施設のメイン、花火ミュージアム棟の目玉は音と座席の振動で大花火の臨場感を味わえるドーム型シアター。隣接するいっぴんモールには特産品販売スペース、ダイニングレストランを配置。同じくぷらっとモールには大型フードコートとして12の飲食店が出店し、262席を備える。
 国土交通省が整備した情報発信施設は24時間利用できるトイレ、防災倉庫等を配置。災害時の一時避難所、復旧拠点として運用する。
 全体の敷地面積は約2・9ha、建物はS造一部2階建て、延べ床面積3197・48㎡、建築面積3328・73㎡。駐車場は大型車用19台、身障者用5台を含む283台分を確保した。
 事業費は29億円。DB方式で落札した中越興業・ダイエープロビス・NNCエンジニアリング・大原電業JVが施工。設計協力としてワシヅ設計が参加。施設管理は長岡市の企業5社が出資したトライデントながおかが請け負う。
 磯田達伸市長は「デザインは元より低コストで管理できる提案をいただき、見事な花火館が出来た。2018年に国と一体で着工した。コロナ禍の中で安全な観光施設として売り物にし、経済停滞の中での起爆剤となってほしい」とあいさつ。  
 岡村次郎北陸地方整備局長は「当道の駅はことし3月に県内40番目の道の駅に登録された。被災者支援や地方創生の拠点として期待したい」と祝辞を述べた。
 「ながおか花火館」は18日にオープンする。

【写真=完成したながおか花火館、国整備の情報ステーション】

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