業界記事

小山市、4公園の活用提案を公募、審査資料10月16~30日に提出

2020-09-15

 小山市は14日、4公園の活用事業提案募集を公告した。小山総合公園、城山公園、間々田八幡公園、小山思いの森公園の管理運営事業について民間ノウハウを活用した自由提案を募集する。現地見学会は25日に開催し、審査資料は10月16~30日まで受け付ける。11月中旬の1次審査、12月中旬の2次審査を経て来年1月に協議対象提案を決定。協議成立案件から順次事業を開始する。
 市の公園は、一部を除き直営の業務委託方式で管理。公園の魅力アップ、市民サービスの向上、市の財政負担軽減を目指し、民間の柔軟な発想による管理運営事業を広く募集する。一定規模の面積を有し、ポテンシャルの高い4公園を試行的に選定した。
 人口減少に伴い自治体の財政事情は厳しく、老朽化する公園の維持管理が課題。一方では施設を効率良く更新し、質の向上によって集客につなげることが重要。近年は公立公園の利活用制度が柔軟に変化し、民間企業の参入規制が徐々に緩和されている。
 活用可能な制度に①パークPFI(公募設置管理制度、20年以内)②設置管理許可制度(10年以内、更新可能)③指定管理者制度(5年を目安)-の3例を紹介。4公園は規模や立地条件が異なり、公園ごとに民間事業者の参加意欲を探る。
 市中央部に位置する小山総合公園(18・9ha、駐車場934台)は西側が石ノ上河川広場、北側は国指定史跡「鷲城跡」、南側は県立県南体育館や県立温水プール館に接している。事業イメージにバーベキュー施設のリニューアルやレストラン営業を挙げた。
 JR小山駅800m地点にある城山公園(4・3ha、駐車場900台)は西側が1級河川思川、南側は祇園城通りに接し駅から徒歩8分。3月に再整備基本設計を策定している。事業イメージは思川と一体の水上スポーツ事業、思川眺望カフェ。
 間々田八幡公園(3ha、駐車場56台)は国の重要無形民俗文化財「間々田のじゃがまいた」(蛇祭り)の奉納会場。2023年度には芝生広場、遊びの広場、観客席、駐車場の改修が完了予定。事業イメージは蛇祭りをコンセプトに据えた古民家カフェ。
 新市民病院に隣接する小山思いの森(8・6ha、駐車場59台)は医療施設と一体となった健康づくりの空間を目的に開設した。新設する市立体育館に近接し、北側500mに1・6haの分譲住宅が立地する。事業イメージは健康づくり講座(ヨガスクール等)。
 応募要件は単体法人または複数法人による連合体。提案または類似事業の実績(必要資格の保持)があり、経営状況が良好な者。事業期間は原則10年以内。担当は市都市計画課。

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