業界記事

店舗や福祉施設を希望/サウンディング実施結果/早期入札、地元優先で/八千代市

2020-09-15

 八千代市は、高津738―5ほかの旧八千代市学校給食センター高津調理場の有効活用を目的として、7月17日に実施したサウンディング型市場調査の結果概要を明らかにした。調査には2団体が参加。想定する計画として物販店舗、福祉施設、住居が挙がり、土地の取得方法については購入を希望。さらに「年内早期に入札を行ってほしい」「地元企業の事業計画を優先してほしい」などの声が寄せられた。
 土地の取得方法は、調査実施要領において事業用定期借地権を想定していたが参加者は「土地の利用形態などを考慮すると購入が望ましい」とした。
 価格については調査実施要領に示された「おおむね1億5000万円」の希望があった。
 対象地の活用においては、敷地が前面の道路より高い位置にあり高低差が生じていることから、安全面を考慮する必要があるとした。
 また、計画における地域貢献の取り組みとして地域住民の雇用のほか、店舗の場合に日用品販売による利便性向上と、高齢者世帯などへの配達が挙がった。
 今後のスケジュールは、調査実施要領で、土地等の貸付または売却についての一般競争入札を9~11月に公告し、12月には入札・開札の予定としていた。しかし、参加者からは「店舗をなるべく早くオープンさせたいため、募集期間から入札までの期間を短くするとともに、年内早期に入札を行ってほしい」との声が寄せられた。
 さらに「市内に本社を置く企業または市内在住の個人のみを募集の対象とし、地元企業の事業計画を優先してほしい」「高津団地の立地を考慮し、地域住民、特に高齢者の便益にかなう事業計画を提示した応募者のみ入札に参加できるようにしてほしい」との意見が挙がった。
 市場調査は、跡地の具体的な活用方法を探るとともに、「民間による活用」「収益性のある資産(市有財産)運用」「地域に貢献する取り組み」の視点を重視し、効率的かつ効果的な事業の推進を目的として実施した。
 調査の対象地は、面積3087・56㎡。都市計画による制限は第1種中高層住居専用地域、第2種高度地区(31m)。建ぺい率60%、容積率200%。
 既存の建築物(S造2階建て、延べ床面積851・75㎡の調理場とS造平屋、床面積63㎡の車庫)については年度内に解体する予定。

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