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宇都宮土木事業概要、大通り駒生町Ⅱに着手、408号バイパスを促進、86カ所に79億投入

2020-09-09

 県宇都宮土木事務所は、今年度の事業概要をまとめた。事業費(当初分)は86カ所で約79億5100万円。道路関係は59カ所・約67億4400万円。国道408号宇都宮高根沢バイパス、国道119号上戸祭立体(仮称)などの工事を促進。交付金新規は一般県道西川田停車場線西川田、都市計画道路大通り駒生町Ⅱなど。河川砂防関係は27カ所・約12億700万円。田川や姿川(以上宇都宮市)、武名瀬川(上三川町)などで改修を推進。田川などの災害復旧工事は秋に発注を完了させる。(2面に事業個所)
 408号宇都宮高根沢バイパスは野高谷交差点北側の市道横断部の橋梁上部工とその周辺の地盤改良、野高谷交差点南側の道路改良工事などを予定。
 市道横断部の上部工は橋長50m、幅19・5mの単純PCポストテンション箱桁橋。本庁入札で秋に発注。地盤改良工は完成している橋梁下部工周辺の4件を9月中に指名通知する方針。
 野高谷交差点では南東側車線の改良工事1件を発注(10日開札)するほか、下期に横断歩道橋の撤去工事を計画。また、年明けに宇都宮テクノ街道立体部周辺の地盤改良工3件を発注する。
 野高谷交差点の立体区間の橋梁は3径間連続鋼箱桁橋を軸に検討。408号真岡宇都宮バイパスは国道123号との立体交差部の詳細設計を進める。
 119号環状北道路は上戸祭立体の橋梁や擁壁工事、4車線化の主要地方道宇都宮向田線平出板戸は工事、主要地方道宇都宮鹿沼線飯田は用地補償・買収を推進。
 西川田停車場線西川田の事業区間は主要地方道宇都宮栃木線~西川田駅前交差点の約600m。歩道がない8mの現道を全幅14m(車道3m×2、自転車通行帯1・5m×2、歩道2・5m×2)に拡幅する計画。総事業費は8億円。用地測量を予定している。
 また一般県道羽生田鶴田線西川田で、JR鶴田駅西側の歩道整備の事業化に向け予備設計を委託。区間は宇都宮環状道路(主要地方道宇都宮亀和田栃木線)~鶴田駅の延長約750m。
 幅員が狭く、地域住民や姿川中央小学校の通学児童の安全を確保し、円滑な交通を確保する。宇都宮栃木線滝の原では渋滞対策を検討する。
 大通りの整備は桜や大谷スマートIC(仮称)付近の駒生町Ⅰの工事を促進。駒生町Ⅱ(主要地方道宇都宮今市線)の事業区間は宇都宮環状道路から西側の約550m、標準幅員20m(車道3・25m×2、中央帯3・5m、自転車通行帯2・5m×2、歩道2・5m×2)。用地測量に着手する。
 国道123号東峰町では負担金を措置し、市の宇都宮大学東南部第2土地区画整理事業に併せて両側に2・5mの歩道を整備する。延長は約140m。123号氷室町は市道1691号線との交差点予備設計を進める。
 姿川の大谷橋を架け替え中の宇都宮今市線大谷町南は下流側の下部工を発注しており、上部工工事(橋長20・5m、PC単純プレテンション方式床版橋)を12月までに発注。来年度以降に上流側の下部工と上部工を発注する。
 一般県道大谷観音線大谷町は宇都宮今市線分岐点から市営大谷駐車場付近までの500mで歩道整備の検討に着手。今年度は公図公簿調査を実施する予定。
 主要地方道藤原宇都宮線はバイパスの上田原北の改良工を9月(10日開札)、現道拡幅の中里北の改良工を10月頃、今里町の改良工を年明けに発注。一般県道小林逆面線中里町は東北自動車道~国道293号約1000mで歩道整備の詳細設計を固める。
 国道119号は主要地方道宇都宮船生高徳線交差点部の石那田町で管渠工を9月に発注。石那田北工区では林業センター入り口交差点の平面図を作成し、改良に向けた検討を始める。
 一般県道下岡本上三川線下川岸は延長600mの歩道整備に向け詳細設計中。主要地方道宇都宮真岡線上桑島は、下岡本上三川線交差点付近の屈曲狭隘区間のルートを検討。下岡本上三川線の上郷南(上三川町)は改良工事を10月頃に発注する。都計道鹿沼宇都宮線の下栗町(宇都宮真岡線)は新4号国道交差部東側の用地買収を進め工事を実施する予定。
 国道121号インターパークはT字交差点の西側交差点付近に4車線道路を横断する歩道橋を新設。橋長は階段部を含め約85m(道路部支間長27・5m)、幅員約2mの鋼I桁橋、鋼管支柱橋脚4基。用地契約後、下部工4基を施工する工事1件と上部工工事1件を9月に指名競争で発注する予定。
 一般県道安塚雀宮線雀宮は約40mの改良工を年明けに発注。主要地方道宇都宮向田線の元今泉では工事発注を視野に歩道セミフラット化の検討を進める。
 総合スポーツゾーン西進入路のラウンドアバウト交差点は道路照明6基の設置工事を11月頃、舗装工事を11~12月に発注。歩道橋の塗装工事は宇都宮亀和田栃木線姿川第2小学校前歩道橋の一般競争を9月頃公告する。
 田川の河川改修は石那田町で橋梁3橋の上部工工事を実施。3橋は赤堀川合流点付近の管理橋(プレテンション方式単純PCホロー桁、橋長16・7m、幅員5・2m)、市道の上田橋(PC中空床版、橋長28・9m、幅員5・2m)と無名橋(ポストテンション方式PC単純中空床版、橋長29・8m、幅員6・2m)。3橋一括の本庁執行入札で秋口に発注の見通し。
 武名瀬川は国道352号の野田橋を架け替える。4車線で2基の下部工工事(8日開札)に続いて上部工工事を早期に公告。橋長16・7m、幅22・55m。形式は単純PCプレテンション方式中空床版で2橋を架設する計画。
 釜川放水路の耐震補強工事は一般競争で10月頃に公告。砂防事業は横山町ⅡAの待受け擁壁工26mを9月に発注する。
 道路や河川砂防に災害復旧を加えた事業費は103億8200万円。災害復旧は田川、姿川、山田川の未発注工事約20件を10月までに発注。
 堤防強化緊急対策プロジェクトは災害復旧と併せて工事を実施するほか、平元橋付近(宇都宮市、10月5日開札)、石田橋付近(上三川町)の巻堤工を10月頃に一般競争で入札。
 受託事業は県ライフル射撃場の整備で法面工(3日開札)、フェンス設置の外構、舗装工事3件を早期に発注する。

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