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県渋川土木事務所は渋川市赤城町津久田地内で行う火山砂防事業千石沢３の砂防堰堤整備で、初弾工を９月中旬に指名通知することを明らかにした。２０２０年度の工事内容は掘削工、管理用道路工、工事用道路工、地盤改良工が内容。今後、複数年をかけて工事を進める方針を示している。
同事業は土石流危険渓流の千石沢３から発生する土石流から人家や県道を守ることを目的に砂防事業を行うもの。保全対象には赤城北中学校（津久田２２８０）や県道津久田停車場前橋線が含まれている。
施設の全体概要は本堤が堤長49ｍ、高さ８ｍ、コンクリートボリューム１９６０立方ｍ。副堰堤は堤長28ｍ、高さ２・５ｍ、コンクリートボリューム３２６立方ｍ。鋼製流木止め０・６ｔ、側壁工コンクリートボリューム69立方ｍ、水叩工コンクリートボリューム１１１立方ｍ。本堤および副堤の基礎部分は約３ｍ厚の地盤改良を行う。管理用道路は敷砂利で延長58ｍ。
今回発注工事は掘削工５８００立方ｍ、管理用道路延長58ｍ、工事用道路延長24ｍ、本堤部の地盤改良工９５０立方ｍ。地盤改良工は再生砕石にセメント系改良材を加え、現場で攪拌、敷均し・締固めを行う方針。設計は地測設計（前橋市）が手掛けた。