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最短で22年度の発注/二中改築工費に36・4億円試算/設計公募プロポ開始/習志野市

2020-07-02

 習志野市は市立第二中学校校舎改築工事を早ければ2022年度に発注し、41か月程度で施工する予定としている。新校舎はRC造ほか、延べ床面積約8200㎡で計画。工事費として36億3600万円程度を試算している。設計業務については、公募型プロポーザルを1日に開始した。委託限度額は2億3122万円。履行期間は契約日の翌日から22年6月30日まで。
 同校においては校舎が老朽化しているほか、学習環境の整備が急務となっており、『第2次学校施設再生計画』などに基づき整備を行うこととなった。なお、特に老朽化が進んでいた屋内運動場の改築は18年2月に完了している。
 新施設の必要諸室は▽普通教室=18教室(各学年6教室)、予備室3室(同1室)▽特別支援教室=5クラス▽特別教室=学年室、多目的教室、児童用更衣室、理科室、家庭科室、音楽室、楽器庫、図書室、視聴覚室、美術室、技術室、調理室、被服室、和室など▽管理諸室=職員室、校長室、事務室、会議室、PTA室、保健室、放送室、印刷室、職員用更衣室、給湯室、教材室、相談室など▽給食=給食調理室・配膳室▽プール=25m×6コース程度▽校庭=100m走、200mトラック。
 工事に際しては原則、仮設校舎を設置せず、既存校舎の空き室の改修を行った上で、移転して学校運営を継続。プールについては既存の改修も含め、設置・維持管理費用などを総合的に検討。また、既存屋内運動場との動線に配慮する。
 設計の主な業務内容は▽基本設計=現況調査、建築(意匠、構造)、電気設備、機械設備、外構、昇降機、解体など▽実施設計=建築(意匠・構造)、電気設備、機械設備、外構、昇降機、解体、既存校舎空き室改修(建築、電機設備、機械設備)など▽各種調査=地質調査、補助金の交付を受けるための耐力度調査▽その他=概算工事費算出、パース作成、工事工程表の作成、工法選定に伴う構造検討など。
 公募プロポの参加資格は、千葉県・東京都・埼玉県・神奈川県・茨城県に本店または入札・契約に係る権限を委任された営業所等を有し、市の入札参加資格者名簿の区分「測量・コンサル」、業種「建築関係建設コンサルタント業務」に登録されていることなど。
 加えて、10年度以降、国内において同一敷地で延べ床面積8000㎡以上の小学校・中学校・小中一貫校のいずれかの施設の建て替えまたは新築などに係る基本設計および実施設計業務を元請けとして受注し、履行を完了した実績を有すること。
 今後は、8日までEメールまたはFAXで質問を受け付け、14日に回答。15~21日に、参加表明書などの提出を求め、31日に審査結果を通知。8月18~24日の技術提案書など提出期間、同月28日のヒアリングを経て、9月1日に契約候補者を公表する。
 参加表明書、技術提案書などは原則郵送または宅配により、教育総務課財務施設係に提出すること。募集要項などは市ホームページからダウンロードできる。
 同校は実籾1―44―1に所在。敷地面積は2万4543㎡。
 既存施設の規模などは▽棟番号①=RC造2階建て、延べ床面積731㎡、1961年建築▽同②―1=RC造2階建て、同面積810㎡、60年建築▽同③―1=RC造4階建て、同面積1018㎡、71年建築▽同③―2=RC造4階建て、同面積1390㎡、74年建築▽同③―3=RC造4階建て、同面積1453㎡、77年建築▽同⑨=木造平屋、床面積55㎡、72年建築▽同⑫―1=RC造2階建て、延べ床面積750㎡、79年建築▽同⑫―2=RC造2階建て、同面積471㎡、79年建築▽同⑫―3=RC造2階建て、同面積239㎡、2008年建築▽同⑬=S造平屋、床面積206㎡、1998年建築▽同⑭=S造平屋、同面積13㎡、2009年建築▽同⑮=S造2階建て、延べ床面積2720㎡、18年建築。

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