業界記事

上田市諏訪形も復旧完了

2020-06-24

 国土交通省千曲川河川事務所は22日、令和元年東日本台風により千曲川の堤防・護岸が欠損した上田市諏訪形地区で復旧工事が完了したことを発表した。6月10日までに、堤防が決壊した長野市穂保地区など越水で被害を受けた直轄管理区間5カ所の復旧工事も概成している。
 上田市諏訪形地区では約300mにわたり堤防が欠損し、千曲川に架かる上田電鉄別所線の千曲川橋梁の一部も崩落した。堤防・護岸の復旧工事は宮下組と栗木組(ともに上田市)が担当。根固ブロック製作と護岸土工を施工した。

■HPに担当技術者の声
 同事務所は東日本台風災害の復旧工事の進捗状況を広く周知するため、ホームページに特設ページを開設し、工事内容、工期、進捗率のほか、施工者による工事のアピールポイントや担当技術者のコメントも紹介している。
 諏訪形地区を施工した宮下組の担当技術者は「地元の皆さんから『ごくろうさま』『頑張って』『気を付けて』などの温かい言葉をたくさん頂き、作業員一同、大変励みになりました。ありがとうございました」とコメント。栗木組の担当技術者も「作業中に2度の増水があり、心が折れそうになりましたが、地元の皆さんから励ましの言葉や差し入れを頂き、なんとか完了することができました」と住民への感謝を綴った。
 また、長野市穂保の堤防決壊箇所を施工する北條組(長野市)の担当技術者は「効率よく、かつ安全に進捗させるため、ICTを活用した施工性の向上・錯綜作業の削減、日々の空撮による各施工業者の施工エリアの確認・現場状況の共有・工程確認など、各種工夫を行っています」と紹介。小海町千代里地区で権限代行区間の復旧工事に当たった黒澤組(小海町)の担当技術者は「甚大な被害をもたらした災害の復旧工事に携わることに、地元建設会社としてやりがいを感じています。これからも地域の強靱化、より良い地域づくりに取り組んでいきます」と、地域の守り手としての決意を記している。

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