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　県佐渡地域振興局地域整備部は、本年度から佐渡一周線岩首工区の改良に着手する。佐渡市岩首～松ヶ崎までの２４６０ｍ区間で、海側に片側歩道３ｍを含めて幅員12・５ｍに拡幅するもの。昨年度に事業化され事業期間には、現在のところ２０２８年度までを想定。全体事業費は概略設計段階で約96億円を試算する。
　現在、エヌシーイーで詳細設計を進めており、工事発注は設計の完了とともに海側の埋め立てについて佐渡市との協議が整ってからとなる見通し。
　同区間では、国道や他の地方道など補完する並行路線が無く、道路幅員が３～４ｍと狭い。また山と海に挟まれているが、山側は直高約80ｍの急な傾斜が迫り、海岸護岸は旧規格のため高さが不足し、落石や越波などで、たびたび通行止めが発生している。