業界記事

宇都宮競輪場、空調、競争路補修発注へ、発電設備、吊り天井改修は見送り

2020-05-28

 宇都宮競輪場(東戸祭1丁目)を管理する市公営事業所は、センタースタンド空調設備改修と電気設備工事を発注する方向で調整している。21~24日に無観客レースを開催し、売上高から工事費に充てる一定の財源確保の見通しが立ったため。今後も無観客レースの開催を予定しており、8月をめどに工事発注可否の最終判断を下す。競争路補修工事は予定通り11月頃に発注する見込み。
 一方では入場者の新型コロナウイルス感染リスクを完全には排除できず、場外発売再開時期の見通しを立てられずにいるのが実情。当初の工事発注量に見合った財源確保は厳しいと判断。センタースタンド発電設備改修工事、メインスタンド吊り天井等改修工事は今年度の発注を見送った。
 空調設備改修工事は今年度に設備機器の3分の2(ガスヒートポンプ4基、エアハンドリング4基)に着手し、来年度は残り3分の1(各2基)を整備する。設計仕様を基にしたメーカーを問わない性能発注を見込んでいる。工期は管工事360日、電気工事420日。
 競争路補修工事では、冬場の凍結によって破損した部分を修繕。決勝線付近のウォークトップなどで塗装工事(保護シーリング500平方m)を実施するほか、1500mのラインを設置する。
 今年度の工事発注を見送った発電設備改修工事は非常用設備や消防設備の電源、照明の一部を賄うガスタービン発電機をディーゼル発電機に更新。トランスも含め整備。センタースタンド裏の敷地内に設置する予定。
 メインスタンド吊り天井はアルミスパンドレル350平方mの天井改修。一部の天井で改正建築基準法を満たしていないため耐震化対策を講じる。
 宇都宮競輪場では新型コロナウイルス感染拡大に配慮し、2月27日から3月末まで無観客でレースを開催。4月のレース開催は見送っている。当初予算には競輪場整備費3億7564万7000円を計上。センタースタンド空調設備改修工事は2021年度債務負担行為に限度額2億148万6000円を設定している。

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