業界記事

那須塩原市、豊浦佐野線踏切を拡幅、北側道路改良を夏頃に発注

2020-05-21

 那須塩原市は、市道豊浦佐野線佐野開墾踏切(下厚崎)の拡幅事業を進めている。踏切は幅員が狭く、前後で道路が変則的に交差。踏切の拡幅と併せて周辺の道路を改良する。踏切部分の施行はJRに委託し、今年度に本格的な工事を実施する。市は踏切南側の道路改良工事を完了させており、今年度は北側の道路改良工事を9月までに発注。年度内に事業を完了させる予定。
 佐野開墾踏切は旧黒磯消防署の南側、一般県道黒磯高久線下厚崎歩道橋付近に位置。普通車が1台しか通れない幅員3m程度の踏切。北側は市道が変則的に交差する五差路で、南側も遮断機付近で道路が交差する複雑な形状となっている。
 豊浦佐野線は県道黒磯高久線と国道4号黒磯バイパスなどと連絡し、通行車両が多い。踏切は共英小学校の通学路になっており、地元住民から改善を求める声が寄せられていた。踏切拡幅と併せて前後の道路改良を実施し、児童や車両の安全、円滑な通行を確保する。
 踏切は車道部の幅を5・5m確保し、北側に幅1・5mのJR管理用施設帯と2mの歩道を設置する予定。19年度に電気系統やフェンスなどの移設工事が実施された。
 3月補正予算で踏切の拡幅工事委託費の継続費2億8000万円(18年度0円、19年度1億円、20年度1億8000万円)を変更。事業の進捗に合わせて年割額を18年度0円、19年度7000万円、20年度2億1000万円に見直した。
 市が19年度に改良を行った南側は踏切付近と豊浦佐野線に接続している線路沿いの道路などを拡幅。線路沿いはカラー舗装とガードレールを設置して歩道も整備した。
 今年度は踏切北側の道路改良を実施。本線部の幅員は8mを基本に検討中。複雑に交差している市道を含め延長約150mの範囲を対象に工事を実施する。県道黒磯高久線交差部の改良は行わない予定。
 市は17年度に道路詳細設計を日研測量(那須塩原市)に委託し、18年度は踏切部分の協議をJRと実施。19年度から国の交付金を導入して事業を進めている。

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