業界記事

20年度当初予算/給食共同調理場の建て替え着工/本体工に継続費9・1億

2020-03-20

 茨城町(小林宣夫町長)の2020年度当初予算が成立した。給食共同調理場施設再整備事業では、いよいよ建て替えの本体工事に着手する。防災行政無線デジタル化更新事業には2カ年継続費2億4081万2000円、新規では水鳥・湿地センターの整備関係経費4624万4000円、前田長岡地区の地区施設道路整備事業費2810万7000円、旧広浦小学校の跡地利活用推進事業費675万3000円を予算化した。

 学校給食共同調理場(長岡1390)は老朽化のため、旧川根小学校跡地に建て替える。設計は㈱パル綜合設計(水戸市)が担当。
 新施設はS造平屋(一部2階)、延べ2000㎡程度で、給食提供数は2500食から3000食。
 本体工事費は19年度に前倒しで3カ年継続費9億1193万6000円を計上。年割額は19年度3億6477万5000円、20年度0円、21年度5億4716万1000円。
 また債務負担行為で、鍋やフライヤ―などの厨房機器購入費に21年まで限度額3億3000万円、コンテナや食缶などの厨房備品購入費に同限度額6200万円を設定した。
 本体工のほか、解体工や外構工、厨房機器などを含めた総事業費は約14億7000万円を見込んでいる。
 防災行政無線のデジタル化更新は17~22年度で整備を進めており、20年度は屋外拡声子局50局の更新工事を行う。一般競争で発注し、9月議会において契約締結の議決を求める計画だ。
 2カ年継続費の年割額は、20年度9278万6000円、21年度1億4802万6000円。
 水鳥・湿地センターは、涸沼に生息する水鳥や魚介類に関する学習施設。国が本体工事、町が用地取得と外構工事を行う。20年度は用地取得を進めていく。
 前田・長岡地区の地区施設道路整備では21年度以降の工事着手に向け、20年度は用地取得、不動産鑑定、補償算定を行う。
 旧広浦小学校跡地(下石崎)は農業などを体験できる宿泊施設として利活用を図り、調査や設計などに着手する。
 道路・橋梁の補修や修繕を行う安全安心な道路づくり事業には1億8430万円を配分し、町道120号線(中石崎バイパス)の整備などを進めていく。
 道路新設改良事業には1億2618万6000円を付け、町道107号線(長岡)などの補修を推進。
 そのほか、運動公園(越安)のテニスコート改修事業には4215万7000円を計上。経年劣化でひび割れなどの損傷が激しいため、砂入り人工芝コートに全面改修する。設計は㈱玄設計(水戸市)。
 一般会計全体は125億6900万円。長岡小の大規模改造が完了したことなどにより前年度比1・5%の減となった。普通建設事業費は同28・7%減の11億6083万6000円。

当初予算の主な事業

■給食共同調理場施設再整備事業=9億1193万6000円(22年度まで継続費)
■防災行政無線デジタル化更新事業=2億4081万2000円(21年度まで継続費)
■《新》水鳥・湿地センター整備関係=4624万4000円
■《新》前田・長岡地区地区施設道路整備事業=2810万7000円
■《新》旧広浦小学校跡地利活用推進事業=675万3000円

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