業界記事

建築計画等の詳細示す 中間処理施設整備事業

2020-01-25

 五泉地域衛生施設組合は、このほどまとめた中間処理施設の基本設計で整備方針を示した。
 エネルギー回収型廃棄物処理施設およびマテリアルリサイクル推進施設では、エレベーターを設置するほか必要に応じて資機材運搬専用のエレベーターを別途設ける。車庫棟(2台)、灰搬出車(1台)のほか、運転に必要な種類・台数分用の屋根付き駐車スペースや来訪者、従業員用の屋外駐車スペース(30台分)および見学者用バス(最低2台分以上)の屋外駐車スペースを確保する。
 また同施設内には組合用の事務室等を設置。大・中会議室、その他必要な会議室や食堂、休憩室、倉庫、浴室、洗面所、トイレなどを配置する。
 建築物には地産木材を積極的に活用することや壁面緑化、屋上緑化等に努めるとしている。
 土木造成事業では、敷地造成レベルは平均16・0mで計画。敷地内に3720立方の雨水調整池を設け、所定の放流先へ排出するほか、敷地の外周には緩衡帯を設置し、農道および農業用水路の付け替えを行い、隣接する農地へのアクセス、農業用水・排水に支障がないよう整備する。
 杭工事は低騒音・低振動工法を採用する。さく井工事では、周辺環境と調和を考慮した合理的な井戸を設置する方針。
 施設用地内の道路には、消雪パイプ、ロードヒーティング等の積雪対策を行うほか、外灯工事では太陽光発電または風力発電もしくは太陽光発電と風力発電の併用による再生エネルギーを使用する方式も検討する。
 概算事業費は150億円(税抜)。
 また運営費は20年間の公設公営方式の場合、人件費が約82億、用役費が約8億円、維持補修費が約54億円、その他経費として約26億円の合計170億円(税抜き)を見込む。

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