業界記事

基本計画素案を提示/来年度に事業者選定支援/千葉NT中央駅圏複合施設/印西市

2020-01-23

 印西市の(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設整備基本計画策定委員会(柳澤要委員長)が22日開かれ、事務局から基本計画の素案が示された。公共施設以外に市民ニーズの高い民間機能を導入。規模は公共施設延べ約7300㎡、民間施設延べ約2000㎡を想定。2月のパブリックコメント、3月の市民説明会を経て、本年度内に合築案、分棟案両案併記で基本計画を策定。来年度はUR都市機構事務所の解体とともに、民間事業者の選定に向けて支援業務を委託する予定。その際、事業手法については、分棟の場合はBTO方式またはDBO方式+定期借地権方式、合築の場合は定期借地権方式を基本とする考え。
 計画地は、千葉ニュータウン中央駅に近い中央南1-4-1及び1-4-3の約1万1800㎡。都市計画は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)、タウンセンター地区地区計画、防火地域、景観計画区域(国道464号沿道地区)。
 UR都市機構事務所とともに、地域交流館(1号館、2号館)のうち2号館を解体し、同敷地も一体的に活用。また、北西側にある地域交流館1号館、東側に隣接する県立北総花の丘公園との連携を図る。
 施設コンセプトは、「住みよいまちの豊かな暮らしを育む複合拠点」。このコンセプトを実現するため、健康・福祉・子育て機能として保健センター(1500㎡)、子育て世代包括支援センター・子ども家庭総合支援拠点(390㎡)、児童館(230㎡)、ファミリーサポートセンター(40㎡)、更生保護サポートセンター(50㎡)、南部地域包括支援センター(80㎡)、福祉の相談窓口(20㎡)を導入。
 また、市民支援機能として、中央駅前出張所(旅券交付係を含む)・市民安全センター(260㎡)、市民活動支援センター・男女共同参画センター・市民相談センター(360㎡)、消費生活センター(40㎡)、中央駅前地域交流館会議室等(340㎡)を導入。
 さらに芸術・文化機能として、300人程度を収容できる多目的ホール(860㎡、可動式椅子)、市民ギャラリー(150㎡)、図書の貸し出し窓口(30㎡)、交流機能としてエントランス・ロビー(200㎡)、その他の機能として共用会議室等(610㎡)、防災機能(250㎡、防災備蓄倉庫)、共同溝管理事務所(40㎡)、それに共用部(1850㎡)を計画。
 一方、民間施設については、市民アンケートの結果では医療モール、飲食施設等のニーズが高いとしているものの、計画地周辺における類似施設の計画や立地状況なども踏まえて、来年度に改めて民間企業へのアンケートや対話等を実施。具体的な用途や規模については、民間事業者の提案によるものとする。
 合築案では5階建て程度、分棟案では公共施設3階建て程度、民間施設2階(屋上駐車場)建て程度を想定している。
 基本計画策定支援業務は八千代エンジニヤリングへ委託。今後のスケジュールとしては、2024年度中の供用開始を目指し、20~22年度で交差点協議、20~21年度で民間事業者の公募、21~24年度で設計・建設を進める予定。

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