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西部いきいき交流センター21年度着工目指す/交流スペースや多目的室

2020-01-22

 水戸市は、旧河和田保育所跡地に整備する老人福祉センター「(仮)西部いきいき交流センター」の基本設計をまとめた。施設はRC造2階建て、ピロティ部分を除く延床面積は約1450㎡。多世代交流スペースや多目的ルーム、健康・育児相談室などを設ける。2020年度に実施設計をまとめ、21~22年度に工事を行い、23年度に供用開始する。

 建設地は河和田3丁目2274―1。敷地面積は2858・84㎡。
 基本設計によると、1階には多世代交流スペース、多目的ルーム、プレイルーム、健康・育児相談室、授乳室、調理室、事務室、更衣室、湯沸室、トイレ(男女・多目的)、ピロティなど。
 2階には多目的ホール、会議室、研修室、作業室、相談室、焼窯室、和室、浴室、脱衣室、湯上り休憩スペース、トイレ(男女・多目的)などを配置する。
 施設内の階段に手すりを設置し、外階段を北側と北西側に2カ所整備する。
 エレベーターは寝台用1台を設置。駐車場は50台で、南側に駐輪場を整備するほか、外灯を3~4基設置する想定。
 基本・実施設計は㈲荻建築設計事務所(水戸市)が担当。
 今後の予定では、本年度内に地質調査を指名競争入札で発注する。2月ごろに実施設計に着手し、20年度内にまとめる。本体および外構の工事は21年度から2カ年で行う。
 施設の管理運営を行う指定管理者は22年度内に選定する予定。
 市の20年度からの3カ年実施計画によると、20年度は実施設計に3000万円、21年度は建設工事に2億1900万円、22年度は3億9400万円としている。
 同センターは高齢者のレクリエーション活動などに利用できる施設。現在、市内の老人福祉センターは7カ所。
 市は今後の高齢化の進展を踏まえた上で地域のバランスに考慮し、新たに老人福祉センター1カ所の設置が必要と考え、市の総合計画にも新設を位置付けた。
 老人福祉センターという名称は時代にそぐわないという意見もあり、「いきいき交流センター」へ変更する条例改正が19年12月議会で承認された。4月より施行される。

【図=配置図、1階平面図】

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