業界記事

年度内の協定締結目指す 木質バイオマス発電

2020-01-22

 木質バイオマス発電所の建設で甲斐市は年度内に日立造船(東京都品川区)と基本協定締結したい考え。当初想定した協定時期より1年ほど遅れている状況。市環境課によると、2020年早々にも国から日立造船に対し事業認可が下りると見ていたが、20日現在まだ出ていないという。同課は遅くとも2月中には認可されるとみて協定の準備を進める。
 市は19年12月補正予算に用地費1億5776万8000円を計上しており、協定締結後、地権者との交渉を始める。発電プラントは日立造船主体で建設。そこから出る廃熱を近隣の市営温泉や給食センターで活用するシステムは市が整備する。廃熱の需給推計やシステム設計を森のエネルギー研究所(東京都羽村市)に委託しており、2021年2月までにまとめる。
 建設地は双葉スポーツ公園(同市岩森)北側に広がる農地や山林、計2・2h。発電量は6950kWhを見込む。

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