業界記事

那須高林産業団地、那須塩原市 予約分譲受け付け開始、水道、道路舗装、電気設備を発注

2020-01-17

 那須塩原市は新年度、那須高林産業団地(高林)の道路舗装、水道、電気設備、県道拡幅の各工事を発注する。造成は昨年12月に土木工事に着工し、今年12月7日までに完了させる。開発面積18・2ha、分譲面積10・9ha。16日から予約分譲受け付けを開始した。5~6月に立地企業を選定し、予約協定を締結する。造成工事完了後は確定測量などを実施。2021年6月頃に本契約を締結し、土地を引き渡す予定。
 団地は主要地方道大田原高林線に接続し、区域内に8区画を配置。区画面積は1万1045平方mから2万993平方m。分譲単価は県内の新規産業団地で最も安い1平方m当たり9100円。複数の区画購入が可能。高低差がない区画は一体的に利用することができる。
 大田原高林線と接続する道路は区域内を周回する形で配置。幅員は全幅12m。車道部幅員はセミトレーラーに対応できる7mを確保。片側に2・5mの歩道を設ける。
 新年度は周回道路の舗装や県道に右折レーンを設置する拡幅工事、道路照明などの電気設備、区域内の水道管布設工事を発注。各工事は12月7日までに完了させる。舗装や県道拡幅、水道、電気設備の工事費は合計1億円以上になる見通しで、新年度予算に計上する方針。
 用水は市上水道(生活用水程度、宅地全体で100立方m/日)で地下水も取水可能。工業排水・生活排水は個別処理し、団地内排水路に接続する。周囲は森林で、宅地内に緑地を設ける必要がない特例工業団地となっている。
 立地企業の募集対象業種は製造業など。予約分譲の申し込みは4月15日まで、商工観光課(電話0287-62-7130)で受け付ける。選定された企業は21年3月に土地売買仮契約を締結。5年以内に操業を開始する。
 那須高林産業団地は東北自動車道黒磯板室インターチェンジへ直結する大田原高林線に加え、北側に主要地方道矢板那須線が通る。黒磯板室ICから約5・7㎞(車で約5分)、国道4号からは約10㎞(14分)、400号から約6・5㎞(8分)、東北新幹線那須塩原駅から約9・5㎞(10分)と良好な交通アクセス条件を備えている。

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