業界記事

新規掘削54件許可へ/福祉施設の温泉利用など計画/県環境保全審温泉部会

2005-07-30

 第14回県環境保全審議会(会長=中村文雄・山梨大学名誉教授)は29日開き、この中で諮問のあった温泉部会の新規掘削4件と、動力装置の設置5件を許可相当とした。新規掘削は、石坂正人氏(増穂町大椚)、社会福祉法人・戸川会(増穂町小室)、社会福祉法人・千歳会(南アルプス市田島)、川崎定徳(株)(東京都中央区日本橋)の各者。県では、これを踏まえ申請者に結果を近く通知する予定。
 温泉部会の諮問に対して同審議会では、自噴量が減少し動力装置の申請が増えていることを受けて、揚湯量の制限など山梨県の温泉資源を守るため一層の規制を求める意見が相次いだ。これに対し県側は、昨年の審議会で一般地域の掘削対象を従来の2倍の距離に制限したほか、揚湯量についても注視していく考えを示した。
 新規掘削の石坂正人氏(増穂町大椚397)は、個人浴用として住居敷地内の字宿東397地内にロータリー工法(垂直掘)により1500mの掘削を計画。10月20日に着工し来年4月30日の完了を予定する。
 また、社会福祉法人・戸川会(増穂町小室1241)は、福祉施設においての温泉療養と地域への開放(一般浴用)を目的に、同町最勝寺1307-1地内の鰍沢警察署北側で現在、宅地(福祉施設建設予定)となっている場所を対象に1500mの掘削を計画。ロータリー式工法で11月1日から着工し、来年4月30日の完了を予定する。
 社会福祉法人・千歳会(南アルプス市田島1108)は、入所者の温泉プールによるリハビリテーション、入浴および足湯に利用するため、字北河原1137番地内を対象にロータリー式工法で1500mの掘削を計画。10月1日の着工と来年2月28日の完了を予定している。
 さらに、川崎定徳(株)(東京都中央区日本橋3-1-8)は、浴用として温泉付集合住宅に利用するため、富士河口湖町河口字金山2170-1地内の山の中腹に、ロータリー式ノンコアボーリング(垂直掘削)で1500mの掘削を計画。工事は、許可後60日以内に着工し、着工後150日以内の完了を予定。
 一方、動力装置の設置は、富士河口湖町、中村和男氏、(有)つつじケ崎温泉、早野潔氏ほか、堀之内俊郎氏がそれぞれ計画。
 富士河口湖町については、小立2487-1地内で温泉を掘削したが、自噴しなかったため動力装置の設置を申請したもの。動力は、温泉深井戸水中ポンプ(コスモウェルサービスTD1200・84段)で26・25kwの規模。揚程550mで毎分120リットルの揚湯を計画しており、9月1日の着工と12月25日の完了を予定している。
 中村和男氏(東京都渋谷区広尾3-8-8)は、小淵沢町10249-1地内で掘削した温泉が自噴しなかったため動力装置設置を申請。同ポンプ(おかもとOPDHG6)は、18・5kwの規模。揚程400mで毎分150リットルの揚湯を計画しており、9月1日の着工と同月30日の完了を予定している。
 (有)つつじケ崎温泉(甲府市岩窪町415)は、昭和48年に掘削した温泉の自噴量が減少したため、動力装置設置を申請。同ポンプ(エバラ40BHS14段)は、動力に2・2kwを使い、揚程40mで毎分65リットルを揚湯する。
 早野潔氏(甲府市東光寺3-4-25)と早野昭氏(同3-4-28)は、昭和10年に掘削した温泉の自噴量が減少したため動力装置の設置を申請。同ポンプ(多段タービングポンプ、川本製作所KN-40)は、0・75kwの動力で揚程2mを毎分129・5リットル揚湯させる。8月30日の着工と9月30日の完了を予定する。
 堀之内俊郎氏(昭和町西条4223)は、昭和60年に掘削した温泉の自噴量が減少したため、動力装置の設置を申請。3・7kwの動力ポンプ(川本製作所USN2-505)で揚程14・5mにおいて毎分200リットルの揚湯を計画、10月20日の着工と同30日の完了を予定している。

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