業界記事

合葬式墓地を整備/従来型は拡張へ/20年度に整備工事計画

2019-11-15

 水戸市は墓地需要の高まりを見据え、従来型墓地の拡張や合葬式墓地の整備、納骨堂の整備を計画している。概算事業費は3億4600億円~4億7600万円。従来型墓地増設と合葬式墓地整備の工事は2020年度に着手する。
 従来型墓地は、浜見台霊園(田野町)に350基程度の区画を整備する。場所は駐車場付近に取得した用地(A約4000㎡)。
 そのほか、駐車場の拡張や転回部分の設置なども検討している。本年度は実施設計を㈱広和設計で進めている。事業費は設計費など600万円、工事費3500万円。
 合葬式墓地2000基の整備候補地は、同霊園内の常夜燈が設置されている既存用地約3000㎡の一部。基本・実施設計は㈱匠建築研究室(水戸市)がまとめており、整備工事は来年度着手する。常夜燈の移設に関しては設計の中で検討しているところ。
 事業費は設計費など1500万円、工事費8000万円。
 合葬式墓地は、樹木やモニュメントなどを設置した一定の広さの敷地にほかの遺骨と一緒に埋葬する方式。遺骨を個別に埋葬する方法とほかの遺骨と一緒に納骨袋に入れて共同で埋葬する方法があり、本事業では共同埋葬を選択。
 納骨堂に関しては、直接参拝・間接参拝や自動搬送などの方式や用地について検討している段階。浜見台霊園ではない場所に整備する可能性もある。本年度当初において、合葬式墓地の基本・実施設計費、地質調査費と併せて納骨堂の基本計画費を含む委託費1500万円を確保している。
 事業費は設計費などに2000万円。工事費は直接参拝・間接参拝方式の場合は1億9000万円、自動搬送方式の場合は3億2000万円。
 現在、市営霊園は浜見台霊園と堀町公園墓地の2カ所。いずれも㈱アビック(水戸市)に管理を委託している。委託期間は2017~19年度。合葬式墓地と納骨堂の管理がどのような形態になるのかは現段階では未定。
 浜見台霊園(田野町1800―1)は1972年に供用開始。管理面積14万7889㎡、総区画面積4万6222㎡。

【図=合葬式墓地整備候補地】

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