業界記事

旧小中3校の跡地利用/陶芸施設や高校提案 東中跡はペットセンターを

2019-11-09

 笠間市は、旧東小学校・旧東中学校・みなみ学園義務教育学校南小校舎の学校跡地を利活用する事業候補者を選定した。旧東小は中国・上海市の陶磁器製造会社が陶芸の研修・展示施設を、旧東中は民間事業者がドッグラン・ドッグカフェなどのペットセンターを、南小校舎は学校法人タイケン学園が高校をそれぞれ提案した。現在、各候補者との事業計画の協議および基本協定の締結に向けて準備を進めている。

 旧東小の事業候補者は、中国で陶芸家として活動している李遊宇氏が代表を務める上海漢光陶磁製造有限公司(中国・上海市)を選定した。笠間焼と中国の磁器を連携させ、陶芸家育成のための研修や展示ができる施設を提案。
 旧東中の事業候補者は現段階では非公表としている。提案内容はドッグラン・ドッグカフェなどのペットセンターや、保護した動物と引き取り希望者をマッチングさせる施設など。
 南小校舎では、全国で大学や専門学校などを運営する学校法人タイケン学園(東京都板橋区、柴岡三千夫理事長)を事業候補者に選定。複数コースを展開する私立高校を提案している。
 市は各事業について11月より順次、地域説明会を開催し、地域・市・事業者3者の合意形成を図っていく。

 利活用を行う廃校施設の構造や規模などは次のとおり。
 ◆東小(大橋1713-1ほか)=校舎は1982年度竣工のRC造3階建て、延べ2030㎡。体育館は83年度竣工のS造平屋、700㎡。敷地面積は2万2829㎡。
 ◆東中(福田906ほか)=校舎は88年度竣工のRC造2階建て、延べ2080㎡。体育館は87年度竣工。S造平屋、860㎡。敷地面積は3万2179㎡。
 ◆南小(南吉原1188)=校舎は84年度竣工のRC造3階建て、延べ2633㎡。体育館は82年度竣工のS造平屋、712㎡。敷地面積は3万3570㎡。利活用は南中校舎の工事完了後(2021年3月末以降)。

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