業界記事

壬生町補正、災害対応に5.7億超、道路橋梁26、農業施設65、農地32カ所

2019-11-12

 壬生町は、総額5億7065万4000円に上る台風19号災害対応補正予算を編成した。内訳は一般会計5億6565万4000円、特別会計は公共下水道事業350万円、農業集落排水事業150万円。災害復旧費は農業施設・農地2億599万8000円、道路橋梁2億3192万8000円、東雲公園ふれあい交流館(壬生甲)5789万6000円、黒川の里ふれあいプール(羽生田)4180万円の計5億3762万2000円を占める。(4面に被災個所の概要)
 農地災害復旧費は9639万9000円。設計委託650万円、復旧工事8989万9000円を配分。農業施設災害復旧費は9064万9000円。設計委託750万円、復旧工事8314万9000円を振り分けた。町土地改良区への補助金が1895万円。
 農地被害は水田32カ所。中部、羽生田、安塚、福和田地区への土砂流入が目立つ。国の災害査定設計13件、町単独19件の復旧工事に充てる。農業用施設は用排水路47件、農道10件、揚水機2件、頭首工2件の計65件。災害査定設計15件、町単独工事が50件。
 道路橋梁復旧費は設計委託3892万9000円、25カ所の道路復旧工事に1億4299万9000円。中でも町道3-449号線(福和田)は表層の傷みとともに路体が崩落した。黒川に架かる1級町道6号線(羽生田)の橋梁復旧工事は5000万円。
 ふれあい交流館は設計委託170万円、復旧工事5290万円、フェンス復旧・土砂搬出工事160万円、床下消毒委託22万円、自家用電気工作物清掃委託5万5000円。交流館は基礎から1・24m、フェンスは基礎から1・39mまで浸水被害に遭った。
 復旧概要は建築(床板と内装張り替え、塗装、建具復旧)、電気(電灯動力盤、火災報知器、放送用アンプ交換、屋外設備復旧)、機械(給湯ボイラー、浴室ろ過装置修繕、空調設備更新、地下タンク清掃)、土木(フェンス復旧、堆積土砂搬出)となる。
 ふれあいプールは設計・監理委託330万円、復旧工事3850万円。黒川の冠水により南側の第1機械室、中央部の川下りスライダー機械室、西側の流水プール起流ポンプ室(3カ所)が浸水した。町を代表する人気施設だけに、来夏の開設に向けて復旧を急ぐ。
 農林水産業費は強い農業・担い手づくり総合支援事業補助金(パイプハウス再建)2074万円、衛生費は清掃センター不燃・粗大ごみ中間処理委託317万1000円、土木費は被災住宅応急処理事業委託119万5000円を措置した。
 下水道事業は稲わらが押し寄せた北部第2雨水幹線樋管川裏部災害復旧工事に350万円。農集排は黒川東部地区中継ポンプ場№10制御盤災害復旧工事(福和田)に150万円。気泡式水位計、リレースイッチ、無停電電源装置、小型情報端末装置が水没した。

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