業界記事

区画整理視野に85ha利用検討へ

2019-11-12

 川口市は2020年度以降、区画整理事業化も視野に入れたまちづくり方針の検討を進める。対象は新井宿駅北側と戸塚安行駅南側の計85・4ha。農業振興のために安行近郊緑地保全区域へ指定された地域となる。担当課は川口JC周辺を例に大規模物流倉庫などの誘致も見据えているという。地権者の意向調査などは昭和埼玉支社(さいたま市、048-831-4828)へ20年3月末納期で委託した。
 区画整理事業化をする場合、対象区域面積はさらに絞り込む方針だ。現況の内訳は新井宿駅北側36・5ha、戸塚安行駅南側48・9ha。域内は埼玉高速鉄道、東京外環自動車道、首都高速道路などが交差しており、今後も人口流入や産業誘致が見込まれる。同地域は農業従事者の高齢化や後継者不足などが深刻化し、駐車場や資材置き場へ土地転換せざるを得ない問題が生じている。

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