業界記事

高崎市が被災した佐野橋など復旧へ道筋

2019-10-22

高崎市は台風19号により被害を受けた佐野橋(佐野窪町)、中乗橋(乗附町)、八千代橋(八千代町)について、今後の対応方針などを明らかにした。佐野橋と中乗橋は2020年6~7月ごろの復旧完了を目指し工事着手する考え。復旧方法は河川管理者と協議し決定する。八千代橋は、河川管理者の国土交通省高崎河川国道事務所と復旧方法や工事時期などを協議し決定する。
市道I-255号線の佐野橋は烏川に架かる橋長113m、幅員2・3mの木橋(12径間)。下部工にH鋼が設置されている。上部工が全て流出したほか、H鋼による下部工も4基程度流出している。原形復旧を基本に補修する考え。復旧内容などは河川管理者の高崎河川国道事務所と協議し決定する。
同橋は2013年の台風18号でも被災。右岸の寺尾町側で上部工や下部工の一部が流出した。復旧工事は川崎工務店(高崎市)が3700万円で落札した。13年の被害規模よりも今回は大きく被災していることから、工事費も3700万円を上回ることが見込まれる。
碓氷川に架かる八千代橋は市道八千代橋通り線の橋梁で、橋長284・5m、有効幅員4・7mのRC橋(28径間)。下部工は直接基礎のコンクリート製橋脚。豊岡町側の橋脚1基が洗掘により沈下。それに伴い上部工が下がってしまったため、橋脚1基を撤去し、再整備するほか、上部工については下がって損傷した部分のみ整備する予定。時期も含めて高崎河川国道事務所と協議を進める。
市道C-782号線の中乗橋も碓氷川に架かる橋梁。橋長70・2m、有効幅員1・8mの木橋(9径間)で、下部工はH鋼。上部工が全て流出したほか、下部工も3基程度が流出。復旧方法などは河川管理者の県高崎土木事務所と検討して決定する。

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