業界記事

環境森林部被害10億、林地崩壊27カ所4.9億、林道2.8億

2019-10-18

 県環境森林部は、台風19号に伴う被災状況(16日午後3時現在)をまとめた。林地崩壊、林道や自然公園、木材加工流通施設などの被害が172カ所で判明し、被害総額は10億500万円。人が入れなかった山奥などをヘリコプターも使って状況を把握している。今月中に県全域の個所を確認する予定。大規模被害は今のところ確認されていない。(2面に被害状況詳細表)
 被害の種類と被害額は林地崩壊が27カ所・4億9210万円、治山施設が4カ所・370万円、林道施設が95カ所・2億8290万円、自然公園施設が18カ所・4390万円、木材加工流通施設が7カ所・7400万円、原木シイタケが4カ所・4020万円、菌床シイタケが10カ所・6320万円、その他が7カ所・480万円。
 林地崩壊は鹿沼市が6カ所で2億1400万円、日光市が3カ所で7300万円と県西環境森林事務所管内の被害が大きい。
 このほか林地崩壊は宇都宮市が6カ所・3880万円、茂木町が1カ所・2000万円、那須町が2カ所・1000万円、那珂川町が1カ所・1500万円、栃木市が1カ所・5000万円、矢板市が3カ所・4300万円、さくら市が1カ所・2000万円など。
 林道施設は鹿沼市が39カ所・1億円、日光市が28カ所・1億220万円、那須塩原市が3カ所・1650万円、佐野市が7カ所・1860万円、矢板市が3カ所・1930万円など。
 自然公園施設は日光市で赤沼駐車場や戦場ヶ原周回線歩道、逆川光徳線車道など12カ所で3870万円の被害。那須塩原市は大沼園地など3カ所で470万円の被害が確認された。治山施設の被害は鹿沼市と日光市で発生した。
 木材加工流通施設は栃木市などで製材品が浸水したほか宇都宮市では施設に土砂が流入。菌床シイタケ施設も栃木市や茂木町で浸水による被害を受けた。
 指定廃棄物の一時保管施設や除染に伴う除去土壌の保管場所(県施設、市町保管分)の被害は発生していない。

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