業界記事

新プロポ方式を導入/湯西川ダム2橋梁で実施/完成工事コスト評価項目に

2005-07-26

 国交省関東地方整備局は、工事自体のコスト(価格)を下げる技術提案で、優劣を決める新たなプロポーザルを導入する。初弾は、湯西川ダム事業のうち、2橋梁の詳細設計で今年度中にも発注する。
 すでに、価格を評価項目に加えたプロポーザルは四国地方整備局が6月から実施している。しかし、今回の関東地整の取組みは、設計自体の見積り価格ではなく、工事自体の価格をいかに安く出来るかを求めた点が、大きく違う。なお、今回の取組みは日本では初となる。
 また、実際の方法は従来のプロポーザルと同様に、事前に技術提案を求め評価を行うが、評価する視点は、あくまでも工事価格(コスト)を下げる技術力。
 一方、同プロポーザルの導入は、26日に開かれた「八ツ場ダム・湯西川ダムコスト縮減技術委員会」(委員長・日下部治東工大教授)の第5回会議で、了承され明らかになった。
 また、会合では両ダムの建設にあたり、これまでの検討結果から、両ダムに関して幾つかの技術提案を決めた。そのうち、八ツ場ダムでは、ダム基礎岩盤の利用範囲が広がり、提頂長減少の可能性などの理由から提体配置(座取り)の変更を検討する。さらに、これまでの岩盤調査結果から、ダムの基礎位置を10m程度上がられる可能性を指摘。
 そのほか、右岸天端広場については、陽壁に近い造成アバットを入れることで、掘削量を10万立方m程度低減でき、施工機械の大型化や機種の組み合わせにより、従来より大幅な大規模盛土が出来る可能性が出てきたことを了承した。
 なお、湯西川ダムでも、提体形状の見直しによる強度を保ちつつの提体規模の縮小が可能となり、同時に提体コンクリートのセメント量の低減が図られる可能性があることが判明。
 同省は、これらのコスト縮減につながる幾つかの可能性を基に、今後、実際の試験や検討を重ね具体的な設計に着手する。
 次回会合は、来年2月頃を予定している。

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