業界記事

高萩土木管内3市が要望提出/日立笠間線の完成を/十王里美線で新工区

2005-07-23

 県高萩土木事務所管内の3市は、基盤整備に関する要望活動を、このほど開かれた県議会土木委員会県内調査で行った。主な要望事項は<1>主要地方道日立笠間線、十王里美線の整備促進(日立市)<2>国道461号の整備促進(高萩市)<3>一般県道里根神岡上線バイパス第2期事業の促進(北茨城市)。十王里美線は、国道6号までの東部区間(都市計画道路十王北通り線)のうち旧町道友部伊師浜線(市道10096号線)との重複区間1・2kmについて、日立市が来年度から国の「道整備交付金」と県の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業を活用して事業に着手するので、事業化されている友部工区の整備促進と(仮称)伊師本郷工区の早期事業化を要望した。
 各市の要望内容は次のとおり。
【日立市】
 同市では、特に道路網の整備を重要課題として積極的に取り組んでいる。国の直轄事業では、南北軸の幹線道路の国道6号と国道245号に集中する交通量の分散化を図るうえで非常に効果を発揮する「一般国道6号日立バイパス」建設事業、南部地域の国道6号のボトルネック解消を主な目的する久慈川に架かる榊橋改修事業がある。
 平成15年5月には、日立バイパスの一部区間の鶴首アクセスがら本宮アクセス間約1kmが開通、延べ約3・1kmが供用された。
 榊橋についても11年3月に上り線橋が完成し、現道部も12年度暫定ではあるが、ゆずり車線として供用された。現在、下り車線側の橋梁上部工及び床版工が鋭意施工され、さらなる進捗が図られている。
 県事業では、特に近隣市町村との連絡強化と、市南部地域の国道6号と国道245号の渋滞緩和を目的とした県道日立東海線が完成したことにより、山側道路の一部である主要地方道日立笠間線の一日も早い完成が、従来にも増して最優先課題となっている。
 また、一般国道245号の県道日立港線交差点から国道293号交差点まで約1・6kmの4車線化整備に伴う新茂宮橋架替工事が施工されているほが、主要地方道日立いわき線のバイパス新設などが事業化され、他路線についも早期供用に向けての更なる整備促進が必要である。
 道路以外では、二級河川「十王川」の改修も、台風など異常降雨が記録される折には洪水被害が発生するなど、抜本的な解決策となる治水整備が急務となっている。
 また、本市は28kmに及ぶ海岸線を有し、その沿岸部は宿泊施設や公共施設、道路等が並行しているが、市北部の小木津海岸保全区域は太平洋からの直接の風波により海食崖や海食洞の侵食が進んでおり、近年高波による侵食落石などの被害が著しくなっているため、緊急かつ計画的な防災事業の早期事業化が必要である。
 以上から、同市の主な基盤整備の課題として次の5項目を挙げる。
 <1>主要地方道日立笠間線の整備促進、主要地方道十王里美線(十王北通り線)の整備促進。
 <2>都市計画道路鮎川停車場線の整備促進。
 <3>二級河川十王川改修事業の促進。
 <4>小木津海岸保全区域の整備。
◆要望事項
 主要地方道日立笠間線の整備促進について
◆要望趣旨
 本路線は、日立市と笠間市とを結ぶ広域的幹線道路として重要な役割を果たしている。特に、市で施行中の石名坂多賀線(市道6600号線)と接続する県の事業化区間2・9kmは平成5年度から事業化され、既に(仮称)金沢橋とその南側区間の一部改良工事及び(仮称)塙山橋の上部工事が完了し、現在旧3号橋盛土部の横断函渠工事等が鋭意施工されている。
 同路線は慢性的な交通渋滞に悩まされている国道6号を補完し、14年度から県事業に採択された都市計画道路鮎川停車場線を経由して国道245号及び一般国道6号日立バイパスヘ至る道路ネットワーク上、重要な幹線道路であり、より一層の事業促進を要望する。
 さらに将来、真弓ルートの整備により常陸太田市まで供用されると、多賀地区と常陸太田市の市街地部が直結され、主要地方道日立常陸太田線や日立山方線に迂回している移動時間に比べ大幅な時間短縮が図られるで、地域間交流の活発化や地域経済の発展などの効果が期待できる。
 以上のような諸事情を御賢察いただき、さらなる整備促進を要望する。
◆要望事項
 主要地方道十王里美線(十王北通り線)の整備促進
◆要望趣旨
 同路線は、県北地区の山間部と臨海部を結ぶ幹線道路として近年交通量が増加し、通過車両も大型化している。これらが市街地に流入するため、朝夕の交通混雑の大きな要因となっている。
 こうした状況のなか、高原工区は県により一部を残し概成しているが、今後は国道6号までの東部区間(都市計画道路名「十王北通り線」)の整備促進が、昨年11月の合併を契機として、交通混雑の緩和と幹線道路網の強化を図るうえで、より一層急務となっている。
 なお、十王北通り線のうち旧町道友部・伊師浜線(市道10096号線)と重複する区間1・2kmは、平成17年度から当市において国の「道整備交付金」と県の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業を活用して事業に着手するので、事業化されている友部工区の整備促進とともに(仮称)伊師本郷工区の早期事業化も強く要望する。
【高萩市】
 同市の主要な広域幹線道路は、常磐自動車道・国道6号及び主要地方道日立いわき線を南北軸に、国道461号及び主要地方道高萩インター線及び一般県道高萩塙線を東西軸として、ラダー状のネットワークが形成されている。
 市街地内の朝・タのラッシュ時の渋滞解消などを図るため、県が高萩市と日立市の境界域で進めいる国道461号の国道6号へのアクセス区間の工事の進捗が図られ、一般県道高萩塙線の改良事業も進んでいる。
 都市計画道路石滝赤浜線は、市街化の進展する安良川・島名地域から下手綱地域をつなぐ重要な役割を担う路線として用地買収や工事に着手されている。
 一方、有明・高浜の海岸線は、高潮等により堤防の越波がみられ地域住民や住宅に多大な影響を及ぼしており、高潮対策事業の進捗は図られているが、未着手箇所も早急に進める必要がある。
 また、大北川総合開発事業(小山ダム)は、17年度完成と聞いているので、今後ダム周辺の環境整備事業等を早急に進める必要がある。
 以上の理由から、同市の主な基盤整備の課題は、次の5項目が挙げられる。
 <1>国道461号の整備促進(花貫踏切)
 <2>一般県道高萩塙線の整備促進(若栗地区)
 <3>都市計画道路石滝赤浜線(3・3・9号)整備事業の促進
 <4>有明・高浜海岸高潮対策事業の促進
 <5>小山ダム周辺環境整備事業の促進
◆要望事項
 国道461号の整備促進(高萩市石滝地区)
◆要望主旨
 同路線は、県北臨海部と日光など北関東のリゾート地を結ぶ広域幹線道路として、極めて重要な役割を担った路線である。
 中戸川バイパスが県の積極的な対応により平成9年に供用され、顕著に成果があがっている。
 JR花貫踏切の立体交差化は、この踏切と国道6号との距離が短く、幅員も狭いうえ踏切が斜めに交差している特異な形態となっており、近接する住宅団地の開発等による交通量の年々増加とともに危険度も増している。
 さらに中戸川バイパスの開通により、観光ルート等として利用され、マイカーや大型観光バス等の通過車両が増加していることから、交通安全対策や交通渋滞の緩和対策として事業に取り組んでいただき、17年度には本線部が供用開始されると聞いており、早期完成に大きな期待を寄せている。
 引き続き花貫架道橋工事を促進され、早期供用開始を要望する。
【北茨城市】
 同市では、南北軸道路網として常磐高速道と国道6号線の他、中郷地区と磯原地区は市道高萩磯原線で結ばれているが、磯原地区と大津地区は国道6号線に頼っており、慢性的な交通渋滞から防災面でも不安を抱いている現状であり、これらの不安解消を図るため、両地区を結ぶ北部幹線道の整備を進めてきた。
 念願だった第1期工事は市施工で15年度に完了し供用開始した。
 2期工事は、一般県道里根神岡上線バイパスとして県事業として16年度より取り組んでいただいており、当区間の一層の事業の推進を要望する。
 一方、平潟・五浦・大津を拠点としたブルーツーリズムの一環として、大津港近くに都市漁村交流施設の建設が始まる中で、都市計画道路五浦海岸線が県立美術館まで整備され観光客誘致の大いに役立っているが、さらに五浦団地内までの未改良部分を完成させ当施設と結ぶ周回道路として利用できるよう、整備促進を要望する。
 また、中山間地域には茜平地区にグリーンツーリズムの総合施設「マウントあかね」が開設しており、そこへの連絡道路でもある主要地方道日立いわき線の途中にある華川橋が、老朽化と幅員狭小で通学及び車両交通に支障をきたして、橋前後を合わせた整備促進を要望する。
 また、その施設のアプローチとしての一般県道水沼磯原線では、華川橋入り口から茜平工区の改良済みまでの区間が、屈曲、狭小で冬季の路面凍結が起こり危険なので、整備促進を要望する。
 加えて、南の玄関口である主要地方道日立・いわき線において、石岡の孝行橋と十石トンネル部分はすでに供用開始されているが、石内場から高萩市に接する削木地区間のバイパス区間の整備促進を要望する。
 以上の理由から、同市の主な基盤整備の課題としては、次の5項目が挙げられる。
 <1>一般県道里根神岡上線バイパス道路の整備推進(北部幹線道2期以降)
 <2>都市計画道路五浦海岸線の整備促進(県立美術館入り口から五浦団地)
 <3>主要地方道日立・いわき線の整備促進(華川橋付近)
 <4>一般県道永沼・磯原線の整備促進(小豆畑地区)
 <5>主要地方道日立・いわき線の整備促進(日棚工区)
◆要望事項
 一般道里根神岡上線バイパス道路の整備推進-北部幹線道路(神岡地区)
◆要望趣旨
 同路線は、同市北部の都市形成に重要な役割を果たす路線であり、うち1期工事2000mは市施工により平成6年度から国補道路改築事業により進められ、15年度に完成し併用開始した。
 2期工事は、一般県道里根神岡上線バイパスとして県事業が進んでいるが、一層の事業の推進を要望する。
 2期事業分の1300m区間は、一部県営ほ場整備事業が実施されており、用地取得が容易になること、また、一般県道山根大津港線に接続することにより神岡地内の交通の渋滞が緩和する等の点からも、同事業の推進を要望する。

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