業界記事

韮崎市総合運動場 体育館は「PPP導入検討」

2019-09-13

 施設の老朽化のため再整備を行う総合運動場について韮崎市の佐藤教育課長は、グラウンド部分を社会資本整備総合交付金を想定し、体育館はこれまで市で活用実績のないPPP(パブリック・プライベート・ パートナーシップ:公民連携)の導入を視野に調査を行っていることを9月定例議会で明かした。建設工期は1年半から2年程度とし、早くても2021年度後半の着工を目指す。
 木内吉英議員(韮真クラブ)の一般質問に答えた。
 市によると、設計および建設や維持管理費を一括して受注することによりコストダウンと財政負担の平準化を図る。10月末をめどに基本構想を策定し、その後基本計画に入る。
 整備費は体育館が約29億円、グラウンドが夜間照明を含め約10億円。仮にプールを建設した場合は8億から10億円掛かると試算する。
 新体育館は現在のテニス場内に建設し完成次第、既存施設を取り壊す考え。同館はアリーナ棟と複合棟(3階建て、多目的ルームや事務室など)を別棟で整備。総延べ面積は現在の4500㎡から6300㎡に広がる。バレーボールやバスケットボールバドミントン、ハンドボール、剣道、卓球、フットサル、柔道などができるという。
 議会で木内議員は、総合運動場近くのファミリーレストランで温泉を掘削していたと思うと話し「私の理想は総合運動場でトレーニングをした後は温泉施設でリフレッシュしてもらいたい」と要望した。
 同運動場(本町4丁目)は体育館やグラウンド、プール、テニスコートなど多種目の利用が可能な複合施設。建設から40年程が経過しており、設備の劣化が進み老朽化が目立つ。
 なお9月補正予算案には、総合運動場の基本計画策定とトレーニング機器購入費などを併せて1128万9000円を盛り込んでいる。

【写真=老朽化が進む体育館】

【写真=体育館の建設予定地】

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