業界記事

川俣駅周辺開発が大きく動き出す

2019-09-18

【明和】川俣駅周辺開発の事業主体・㈱邑楽館林まちづくり(代表取締役=冨塚基輔明和町長)は、東口への複合施設整備に向け、地盤調査と設計へ着手する。委託方法は公募型プロポーザルなどを検討している。委託料として明和町が9月補正で負担金7000万円を確保。負担金を増額し、設計・施工一括方式で発注する可能性もあるという。
同駅周辺開発は東口に医療機関と保健センターが入る複合施設を整備。西口へビジネスホテルや温浴施設、コンビニエンスストアなどの誘致を計画している。2月に事業主体となる株式会社として邑楽館林まちづくりを町の100%出資で設立した。施設の整備および管理運営を同社が担当する。
整備は東口を先行し進める。設置を計画する複合施設は2020年度に着工し、21年秋の開業を目指している。
内部には小児科診療所や内科、外科などの病院の入居を想定。病院は町内初となる入院設備を備えた施設とする考え。規模や建設費などは進出する医療機関と協議し決める。
合わせて、築38年で老朽化した保健センター(新里107-1)も統合させる。既存施設は狭小で成人保健事業検診を役場など他施設で実施している。新施設の整備により、成人と母子保健事業を一体的に行う。医療施設と保健センターが併設されるメリットを最大限に活かし、病児保育など新たな子育て支援事業を導入したい考え。
西口からも利用しやすくするため、駅と連絡通路で結ぶ予定。橋上駅舎となっていることから、ぺデストリアンデッキの整備や地上部分への通路設置などを検討。今後の設計業務で詰める。
保健センターと連絡通路の整備事業費に約8億円を見込む。うち、5億6000万円を町が負担し、残りの2億4000万円は国庫補助を充てる。また、医療施設は全額民間資金を用いて建設したい考え。
月末の回答期限で整備計画への賛否を問う町民アンケートを実施している。10月に集計作業を行い、賛同を得られれば事業を本格化させる。
西口については東口の事業進捗を考慮しつつ、整備に着手する方針。民間資本による施設の整備を予定しており、各事業者と交渉を進めている。

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