業界記事

宇都宮市、大谷SICが都計事業認可、説明会後に用地測量、物件調査へ

2019-09-10

 宇都宮市は、大谷スマートインターチェンジ整備(宝木町2丁目、駒生町)で、県の都市計画事業認可を取得した。事業施行期間は6日から2022年9月30日まで。東北自動車道本線直結型のスマートICで、上り線は都市計画道路中丸野沢線に接続する延長約430m、下り線は主要地方道宇都宮今市線(大谷街道、都計道大通り)に接続する約350m。側道5路線と区域を一部変更した中丸野沢線とともに認可を取得した。概算総事業費は約53億円。施行者は市と東日本高速道路(NEXCO東日本)。今年度は9月と10月に地元説明会を開き、用地測量、物件調査、用地取得を進めていく予定。
 大谷スマートインターチェンジ上り線(宝木町2丁目)、下り線(駒生町)は、誤進入の転回コースをラウンドアバウト方式(環道型)とする料金所形式を採用し、コンパクト化を図った計画。
 上り線、下り線とも代表幅員は14・5m。料金所付近は車道3・5m×2、路肩2・5m×2とし、中央に分離帯2・5mを設置。一般道との出入り口付近は幅員7mで車道3m×2、路肩0・5m×2とする計画。
 側道は上り線ランプの両側に設置する大谷スマートインターチェンジ側道1号線、2号線、東北道上り線側道の3号線、下り線ランプの一部に設置する4号線、宇都宮今市線と明保通りを結ぶ5号線。幅員は5mで3号線は7m。ランプと交差する区間はボックス化される見込み。
 スマートインター上り線と交差する中丸野沢線では右折レーン設置などの交差点工事が実施される。
 事業区分は料金所から東北道本線部をNEXCO東日本、一般道から料金所までを市とする協定を締結。NEXCOが全域の工事を一体的に施行する予定。
 大谷スマートインターチェンジが整備されると、円滑な交通環境が形成され、救命救急業務の速達性が向上。地域の防災機能も強化され、住民の利便性向上や地域振興といった効果が期待される。15年度に国土交通省から連結許可を取得。大谷スマートインターチェンジ線などは今年3月に都市計画決定した。
 中丸野沢線やスマートインターチェンジ下り線が接続する県道宇都宮今市線では、アクセス性向上を支援するため、県が幅員20mへの拡幅事業を推進している。
 各路線の名称は次の通り。
 ▽1・5・1号大谷スマートインターチェンジ上り線▽1・5・2号大谷スマートインターチェンジ下り線
 ▽7・7・101号大谷スマートインターチェンジ側道1号線▽7・7・102号大谷スマートインターチェンジ側道2号線▽7・7・103号大谷スマートインターチェンジ側道3号線▽7・7・104号大谷スマートインターチェンジ側道4号線▽7・7・105号大谷スマートインターチェンジ側道5号線▽3・5・109号中丸野沢線

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