業界記事

関東財務局の北村信新局長が就任会見

2019-07-16

 関東財務局の新局長に内閣府沖縄振興局長を務めていた北村信(きたむらまこと)氏が就き、さいたま新都心合同庁舎1号館で11日、就任会見を行った。北村新局長は「6年ほど前に東北財務局長をさせてもらった経験を生かしたい。多くの方々とお会いし現場の声を聞いて課題やニーズを把握して、何ができるかを考えていき、さまざまなステークホルダーと連携し支援をしていきたい」と意欲を示した。
 特に取り組んでいきたい施策については「ここ数年、いろいろな地域の振興のお手伝いをさせていただいているので、経験を踏まえながら関東1都9県における課題・ニーズをつかんだ上で地域連携の取り組みを第一に行いたい」と語った。
 災害が発生した場合の災害査定の手法に関して「東北財務局長時代に、通常の災害復旧のようなペースでは進まないことから予算の繰り越しをしなければならず、行く先々で大幅な申請書類の簡素化を求められ、本省に伝えて実現に至った」ことを挙げた。その上で「インフラは早期に復旧しないといけないので財務省としてできる災害査定についても迅速に対応できるような体制などを考える必要がある」との認識を明らかにした。
 赴任地・埼玉への思いについては「10年ほど前に関東財務局の理財部長を1年強、務めていたことがある。東京から近く観光地も価値のある田舎があり、ほどほど都会、ほどほど田舎でバランスが取れ、魅力のある県。産業構造もバランスがよい」との見解を示した。

【略歴】 1984年入省。復興庁統括官付審議官、理財局次長、内閣府沖縄振興局長などを経て、9日付で現職。早稲田大学政治経済学部卒。佐賀県出身。58歳。昔はゴルフが好きだったが、腰を痛めたことと子育てに奔走したことからやめた。今は健康管理を兼ねランニングをしている。

【写真=就任に際して抱負を述べる北村新局長】

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