業界記事

とちぎの道現場検証、湯津上小北側の294号を視察、歩道整備1100m測量、設計へ

2019-07-11

 行政関係者や住民が道路整備の必要性について共通認識を図る「とちぎの道現場検証」が10日、大田原市の国道294号で行われた。検証したのは小船渡・狭原地区の湯津上小学校北側の歩道未整備区間。津久井富雄市長や平山浩之県県土整備部参事兼大田原土木事務所長、自治会長、学校関係者ら17人が参加。児童が通学する早朝に現地を視察し、道路の危険性や整備の必要性を確認した。歩道整備の事業化に備え県では今年度、延長約1100mの測量や詳細設計を進めていく。
 検証した小船渡・狭原地区の294号は大型車を含めて車両の交通量が多いものの、沿道に人家が建ち並んでおり路肩が狭く、カーブで見通しが悪い個所もある。危険なため児童は学校近くで294号から離れ、市道を通学路として利用している。
 検証に先立ち、津久井市長は「294号にはまだ整備が必要な個所がある。地元の声を吸い上げ、国からの予算付けに反映させていきたい」とあいさつ。参加者は車がすぐ近くを通る現道を歩き、児童が通学する様子を確認した。
 検証後、平山所長は「一刻も早い歩道の整備と見通しの改良が必要。皆さんの協力を頂きながら測量と設計に着手していく。事務所としても整備が進むよう力を入れていく」と述べた。
 湯津上小学校南側の294号は湯津上南工区として歩道整備が完了。2年前に行われた湯津上南工区の検証の際にも住民から北側の整備を求める声が上がっていた。
 小学校の南側と未整備区間の北側は歩道設置が完了しており、小船渡・狭原地区が未整備で残された形となっている。
 市は12日にも奥沢小学校通学路の市道中田原倉骨線でとちぎの道現場検証を実施する。中田原倉骨線は朝夕の交通量が増加。小学校付近から巻川の三輪橋を含む一般県道親園南金丸線までの約1・6㎞区間で歩道整備が必要となっている。

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