業界記事

八千代エンジニヤに/整備基本計画策定支援/千葉NT中央駅圏複合施設/印西市

2019-07-09

 印西市は8日、(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設整備基本計画策定支援業務委託の公募型プロポーザル選定結果を公表した。受託候補者に選ばれたのは八千代エンジニヤリング(千葉事務所・千葉市中央区新田町1-1)。提案者は3者だった。UR都市機構の事務所用地を対象に、隣接する中央駅前地域交流館との一体的な活用を図りながら、福祉関連機能と芸術文化機能を基本とする複合施設の建設に向けて基本計画を策定する。
 計画地は印西市中央南1-4-3で、面積は7621・08㎡。用途地域は商業地域(容積率400%、建ぺい率80%)。タウンセンター地区地区計画の指定を受けている。基本計画策定支援業務の履行期限は2020年3月19日。委託料の上限額(消費税を含む)を1639万円としてプロポーザルを実施した。
 現在のUR都市機構の事務所を解体撤去し、隣接する中央駅前地域交流館との一体的活用を図り複合施設を建設する計画で、複合施設は福祉関連機能(子育て世代包括支援センター、保健センター、更生保護サポートセンター、南部地域包括支援センター)、芸術文化機能は多目的ホール(コンサート可)、市民ギャラリーを基本に検討する。
 業務内容は、①施設の目的、コンセプト等の策定支援②施設に導入する機能及び施設の検討に係る支援③土地利用計画の策定支援④施設計画(モデルプラン)の策定支援⑤事業スキームの検討等⑥民間事業者の参入意向調査(サウンディング型市場調査)⑦事業収支の検討⑧庁内検討会議の運営支援⑨市民意向調査手続き(市民アンケート)の実施支援⑩審議会等手続き(外部検討会議)の運営支援⑪市民説明会手続きの開催支援⑫市民意見公募手続き(パブリックコメント)の実施支援⑬施設整備にあたっての課題の整理⑭施設整備基本計画の策定。
 施設計画(モデルプラン)の策定支援では、検討内容を踏まえて施設全体の規模、各導入機能の規模、ゾーニング、動線計画、配置等を検討し、施設計画(モデルプラン)を策定。その際、ライフサイクルコストの削減方法や管理運営計画の方針も併せて策定する。
 事業スキームの検討等では、民間活力の導入可能性調査を行い、施設整備事業のスキームを構築する。その際、官民役割分担、リスク分担、事業方式(事業期間を含む)も検討する。
 施設整備にあたっての課題の整理では、「隣接する中央駅前地域交流館との一体的な活用を図る」という方針に従って、中央駅前地域交流館2号館を解体する場合と解体しない場合の2案を作成し、比較検討した上で方針を決定。また、駐車場の確保対策や、多様な世代が利用しやすい機能、運用のあり方も検討する。
 現時点で想定している整備スケジュールは、解体設計及び解体工事が19~20年度、市民参加手続き及び基本計画、基本・実施設計が19~21年度、建設工事が22~23年度、供用開始が24年度。また、本年度の基本計画を踏まえて、来年度は管理運営体制の検討も行う。

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