業界記事

癒しの村づくり目指す/上野村・松元宇隆村長就任インタビュー

2005-07-09

 任期満了に伴う上野村長選で政策転換を訴えてきた松元宇隆氏(68)が初当選を果たし、10期を努めた黒沢丈夫村長の引退を受け、40年ぶりに新村長に就任(6月14日)した。財政状況が厳しい中、自立推進の為の施策を着実に進め「癒しの村」づくりを目指す。1期4年の新村政をスタートさせた松元村長に今後のむらづくりビジョンなどを聞いた。
 --40年ぶりに新村長が誕生しました
小さい村ではあるが、相当の投資をしてきた。村の気質は、団結力が強く、声をかけ合う協働の精神があることを昔から感じていた。多少の赤字は一般財源の中から出してはいるが、第3セクターの役割が非常に充実しているので、さらに私達が責任を持って、維持管理を関係者と綿密な打ち合わせをして行っていきたい。経済が落ち込んでいる中でなんとか乗り越えていくことが当面の課題。ここを乗り切れれば確かな手応えを感じられると思う。
 --公共事業など、インフラ整備についての考えは
21世紀というものは上野村にとって大切にしていかなければならない。いまクローズアップされているのは国道299号。隣県の方々と連携して早期整備を要望したい。十石峠の整備が21世紀を継ぐ子どもたちの大きなひとつの糧になり、経済の発展にも繋がっていく。
 --公約の一つに地域間の連携を訴えてきましたが、連携の中に合併という選択肢は
合併のメリットデメリットは様々だが、問題は間接的にも直接的にもそこに住んでいる人々の意気込みが大切。合併を促してきたとしても、これまでそこで施設なりを管理してきた人たちの意欲が合併によって半減するという気持ちを強く思うと、厳しくても何が何でも管理していくんだ、という気持ちを失って欲しくない。お隣の長野県にも固い握手を交わせる自立を選んだ町村があるので、良い意味においてスクラムを組んでいきたい。
 --今後、取り組みたい事業や計画しているプロジェクトについて
大きなプロジェクトは沢山持っている。しかし、センセーションを巻き起こしていくのはいいが、情報化社会の中で難しい面もある。山を切り崩してこんなことやあんなことも、といった想いもあるが、これから具体的に検討していきたい。とにかく予算措置が出来なければなにもならないので、まずはそこに重点を置き、実のある事業、施策を実施していく。
 --東電のダム建設による交付金など効果は
まだ、はっきり分からない状態。来年度には決定すると思うが、具体的に決まれば施策にも取り組みやすくなる。
 --過疎化対策についての考え
少子高齢化対策に立脚していく訳だが、前村長が人口を増やす政策をしてきたが、それには雇用の促進が必要だ。これを促進してもお金が上がらなければ駄目。その瀬戸際が私に託されたと思っている。一番頭を悩ますところだが、これを続けていかなければ私の村政は失敗。観光客を誘致する事業を展開して、税収に充てていかなければならないので、企業にも協力を働きかけていきたい。自然に恵まれた環境を売り物にして人とのつながりを重視した『癒しの村』を目指したい。
 --建設産業業界等へメッセージを
ウェートの高い整合性の取れた事業、癒しの事業などを実施していきたいと思っているので、ソフトハード面で支援お願いしていきたい。経済に活力が生まれてくればもう少し具体的なお願いもできるのだが、建設業界も上野村も本当に厳しいと思う。いわゆる国や県の補助金がカットされるなか、建設業における雇用のウェートは非常に高い。出来るだけ、過疎債など有効に使いながら維持しつつ頑張っていきたい。土木等が支えてきた小さな村にとっては、産業の一つと考えている。
 --休日の過ごし方や趣味などは
趣味はソフトボールや野球、スポーツ全般が好きです。休みが取れれば、外国人などと交流を深めたボランティア活動もしていきたい。

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