業界記事

就任インタビュー/県農林水産部・森田稔部長/茨城農業改革の推進を

2005-07-08

 ●森田稔農林水産部長インタビュー
 「農林水産部は、農業改革で今、元気なんですよ。私になってから意気消沈しないように、継続してやっていくことが一番大きい」。
 昭和44年4月に入庁後、これまでに企画・土木・総務の主要部署で手腕を発揮。平成14年度に土木部次長、15年度に総務部次長を歴任し、今年4月に県庁生え抜きの新部長に就任した。
 農林水産部では、15年度から「新たな茨城農業」を目指して農業改革に取り組んでおり、今年で3年目。各施策に設けた目標を達成するため、これまでの経験を活かしながら、どう舵取りをしていくか期待される。
 茨城農業の現状について「茨城は、昔から全国有数の農業県なんです。なんでも揃っているし。ただ、それに安住してきた傾向がある。地の利が良く、作れば売れるみたいなところがあった。でも気が付けば全国2位から、いつの間にか千葉に抜かれ、一時鹿児島にも抜かれた。大消費地の東京が近くにあるわけだから地の利を活かして、本県の基幹産業としてぜひがんばってほしい」。
 茨城農業改革では、競争力のある強い産地づくりなど各施策ごとに平成22年度までの目標を設定。基盤整備については、畑地かんがい活用型大規模産地の育成として青果物産地面積を現況の600haから1600haにまで拡張整備する計画。
 「これまで農林水産業であまり目標的なものがなかった。今度の農業改革の特徴は目標年度や達成の数値目標を具体的に設定し、それに向かってやっていこうと非常に分かりやすくなった。その中に、意識改革や基盤整備などもある」。
 特に畑の基盤整備は「千葉よりもはるかに遅れている。田んぼは耕地整理などをやってきたが、畑はほとんど雨水だけで、かんがい排水が未整備なところは多い。これが千葉と茨城の園芸の違いになっている」。
 「県内には、南西部を中心に良い畑作地帯が広がる。この地区を中心に、霞ケ浦用水を活用した畑地かんがい・畑地帯総合整備事業を進めている」。
 一方で「公共事業関係の予算は減少の一途をたどり、今はピーク時の約半分ぐらい。基盤整備の希望は多いがすべてに応えられない状況。地元の合意が得られてきっちり計画が立てられたところからやっているが、予算が追いつかない」
 今後の展望については「まず農業改革に手を付けたばかりだから、しっかりやり遂げること。平成22年度が目標だからそれまでの舵取りをしっかりやっていくことが本庁の役目。私も、これまで県庁のほとんどの部署を回っているから、予算確保や人材育成、そういった面ではいろいろできるのではと思っている」。
  ●略歴
 平成21年9月24日生まれの58歳。水戸市在住で、夫人と二人暮らし。
 昭和44年4月に県庁に入庁。平成10年生活環境部廃棄物対策課長、12年企画部事業推進課長、13年土木部参事兼監理課長、14年土木部次長、15年総務部次長。
 中央大学法学部卒。趣味は特にサッカー観戦。鹿島サッカースタジアムの年間シートを購入し、全試合を欠かさず観戦している。このほか家族でできるスキー、山歩きなど。

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