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　新潟県厚生農業協同組合連合会（ＪＡ県厚生連・新潟市中央区）は、瀬波病院（村上市瀬波温泉２－４－15）の耐震補強工事を行う。地元ゼネコン業者を中心に４社程度を指名し、７月中旬に入札を行う。順調なら８月の着工、２０２０年８月末の完成を目指す。
　瀬波病院は県が17年に公表した耐震診断結果で、震度６強から７程度の大規模地震に対して倒壊などの危険性が高い施設として判断されたことから、利用者および地域の安心と大地震等有事の際の対応のため、耐震壁の補強やスリット工事など耐震改修工事を行う。また、将来の地域ニーズを踏まえた施設の機能拡充、見直しによる改修なども検討する。
　既存病院の規模はＲＣ造６階建て、延べ床面積９１１４・４２㎡。病床数は療養型病床46床、障害者病床46床の合わせて92床。
　本年度の計画事業費（設計監理料を含む）として２億72万７０００円を計上しているほか、村上市が18年度当初予算において瀬波病院耐震補強事業補助金８３３万３０００円を盛り込んでいる。
　設計は、全農新潟１級建築士事務所が担当した。

【写真＝耐震改修を行う瀬波病院】